たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

自転車散歩-妙正寺川に沿って

2009年03月15日 | まち歩き・お散歩

せせらぎの里 桃の花

神田川を自転車で下流に向けて走ると

落合付近で合流する川。

今回この【妙正寺川】に沿って

散歩してみます。

せせらぎの里

向かう途中、ピンクの花に誘われて【せせらぎの里】に寄り道。

せせらぎの里入り口

ここが神田川と合流している辰巳橋付近。

妙正寺川 辰巳橋

ここから上流へさかのぼって行きます。

妙正寺川の沿道1

妙正寺川は中野区の繁華街の裏通りに沿っていたり、

電車の線路と平行していたりして

川に沿う細い路地のようなその道は、

人々の息遣いが聞こえてきそうな生活道路。

繁華街を縫う様に流れる妙正寺川

妙正寺川公園・哲学堂公園

小一時間も走ると【妙正寺川公園】に着きます。

妙正寺川公園

川を挟んでこの公園の対岸にあるのが【哲学堂公園】。

哲学堂公園入り口

哲学者の井上圓了が精神修養のための場所とするために

創設したというちょっとユニークな公園。

哲学堂公園 菖蒲池

といっても、一見木々や池、小高い丘があり

都内にある他の広々とした公園とあまり変わりません。

哲学堂公園 時空岡(じくうこう)

哲学堂の正門にあたる<哲理門>

哲学堂の正門にあたる<哲理門>

ところで、井上圓了は

哲学だけでなく妖怪研究のパイオニアだったそうで

「お化け博士」「妖怪博士」と呼ばれたらしい。

この哲理門も別名「妖怪門」と言い、門の両側には仁王様ではなく、

右側に天狗、左側に幽霊の彫刻像があり、

これは物質界・精神界ともに不可思議が存在しているという

圓了の妖怪観に基づいているんだそうです。

哲学堂の石碑

そんなこととはつゆ知らず何となく通り過ぎてしまいました。

次また来る機会があればよく見てみようっと・・・ 

日本珍スポット100景-『妖怪とあまりにも深すぎる園内「哲学堂公園」【東京】』

というブログに面白く紹介されています。

妙正寺川公園沿道でくつろぐ

お天気も良く暖かで、道の端に座ってギターを弾きながら

「ステンドバイミー」を歌う人、日向ぼっこをする人など思い々に

春の日を楽しんでいました。

春の足音

帰りは新井薬師公園に寄って、ここでお昼休み。

桜の時期はここら当たり一帯はとても賑やかになりますが

まだ先のようです。

新井薬師公園

桜はまだでも確実に春の足音。

家の傍ではつくしやタンポポ、芝桜が顔を見せ始めました。

毎年家の傍の土手に生えるつくし家の庭の雑草に混じって咲くタンポポ芝桜

今回走ったルートです。


大きな地図で見る

春になるとますます散歩日和が多くなって楽しみ ♪


有明にて

2009年03月12日 | 日常のひとこま

この日、セカンドオピニオン(主治医以外の医師の意見を聞くこと)を求めに

この病院へ行ってきました。

癌研有明病院の中庭にて

権威のあるよく知られた大病院なだけあって、

中へ入るとまるでホテルや空港のロビーのよう。

ふたりで顔を見合わせてビックリしてしまいました。

ko-ichiもただただ「すごいな~」。

院内の一角にはタ○ーズコーヒーがあったり、

売店にはこの病院のマークが入ったハンカチなどの

オリジナルグッズが売られていたり、

江東区観光イラストマップ&江東区お店の逸品

この地域のイラストマップや

美味しいもの&お土産品を掲載したパンフレットが置いてあったり

今までの病院に対するイメージを大きくひるがえすものでした。

病院はたくさんの人が訪れる場所。

その公共性をもっと活用してもいいのかもしれませんね。


ある年賀状

2009年03月09日 | お宿

お正月にわが家に届く中で目を引く年賀状があります。

晴鴨楼の年賀状

京都にある老舗旅館 「晴鴨樓」から届くもの。

2000年の暮れから2001年の新年にかけて

京都・奈良を旅行しました。

清水寺

祇園、清水寺、金閣・銀閣寺、奈良の東大寺など

京都・奈良を旅行するひととおりの場所を歩いた観光旅行。

奈良 柳生の里にて

なかでも一番印象的だったのが

大晦日に行われた

大文字焼。

初めて見たその送り火はとても幻想的でした。

「年末年始の京都・奈良旅行」は

元旦に泊まる京の老舗の宿を選び

それが冒頭に紹介した「晴鴨樓」です。

肝っ玉母さんを思わせるような

宿の女将さんが各部屋に年始のご挨拶に来られ

部屋には一歩も上がらず、ずっと入り口の板間に正座し

応対されたのが印象的で

さすが京都の老舗旅館と思いました。

それに、たった一回泊まっただけのお客に

10年近く年始のご挨拶と暑中見舞いを欠かさないなんて

どんなにお金をかけた宣伝もかなわない。

もう一度京都を旅するときは

ぜひこの旅館に泊まりたいと思わせてくれます。

厳しいこの時代

こうした本物のサービスを提供できるところが

生き残っていけるのかもしれません。

晴鴨樓
京都府京都市東山区問屋町通五条下る3丁目西橘町467
TEL:075-561-0771


大きな地図で見る