たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

赤岳鉱泉 05年12月30日

2005年12月31日 | 山歩き

赤岳鉱泉

赤岳鉱泉へ

美濃戸口から歩いて約5時間。赤岳鉱泉に到着した。この日の気温はもう既に-7~-8℃。だがここはくまなく暖房を入れていて、とても暖かいので心地良い。やはりここも年末年始を山で迎える人たちでいっぱいだ。

アイスキャンディ、テント、自炊場

アイスキャンディ

この山荘はいろんなお客さんに対応している。驚いたのが山荘前にある「アイスキャンディ」と呼ばれる氷壁(下山時に気づいたけど赤岳山荘にもあった)。ここでアイスクライミングの練習をしている人たちがいた。また、別の場所では雪の上に色とりどりのテントが張られている。その数はなんと30~35(寒そぉ~)。館内には自炊場と呼ばれる部屋があり、そこでバーナーなどを使って好きなものを自分で作って食べることができる。夜には鍋料理を囲む人たちがいた。後で別の人に聞いたところによると、すき焼きやふぐ鍋茶碗蒸しなども暖かくて良いのだとか!!

ビンゴ大会

ビンゴ大会

大晦日の夜にはビンゴ大会が催された。景品には、ザック、ウェア、手袋、など買えば高価なものも。私たちはそれぞれ2枚ずつビンゴカードを買い、nobuは手袋とシャツ、kouichiはTシャツが当たった。

それにしても、「大晦日の夜」は本当は硫黄岳山荘にいるはずだった。その理由はまた、後ほど・・・・・。


美濃戸 05年12月30日

2005年12月30日 | 山歩き

茅野駅へ

新宿発の特急あずさに乗り込み茅野まで向かう。大きなザックを背負った人がちらほら。茅野駅に着くと美濃戸口行きのバス停へ。するとそこに並ぶ人たち全部が大きなザックを抱え山行きの格好だった!

美濃戸口行きバス停 もちろんバスの中は、登山の装備をした人たちで満杯。年末年始を山で迎える人の多いことを改めて実感。何だか楽しくなってくる。

山歩き開始

美濃戸口の標識 美濃戸口に着くと、装備を着けて山歩き開始。

赤岳山荘

赤岳山荘

石井スポーツで登山靴やアイゼンを買ったときに応対してくれた、正月は毎年八ヶ岳で過ごすというBさんが「赤岳山荘にいるから寄って行ってコーヒーでも飲んでいきなさい」と言っていたので、覗いてみた。kouichiが山荘の親父さんらしい人に「Bさんいらっしゃいます?」と尋ねると、「あぁ、あの変な人?!。ほら、あそこに仁王立ちでいるよ」。見ると、山荘の中でお茶を出したりして甲斐甲斐しく動いているBさんが居た。

美濃戸から八ヶ岳へ 山荘でお昼を食べ、本日の宿赤岳鉱泉に向けて再び歩く。

nobuの装備 kouichiのザック 進むにつれて雪が深くなり、雪山行きの気分が高まってくるのだった。


インナー手袋、アウター手袋

2005年12月23日 | 日常のひとこま

インナーアウターセットの手袋・脱脂していないウールの手袋・ブレスサーモの手袋

以前Sさんから聞いたようにインナーとアウターの2組の手袋を買った。

はじめからセットになっているものをひとつ(写真左)、アウターとして脱脂していないウールのもの(写真右)、インナーとしてMizunoのブレスサーモ(写真手前)だ。お店の人は、雪山に行った時、この脱脂していないウールの手袋の下に薄手を2枚重ねて使ったそうだ。

手袋のストラップ 硫黄岳は9月に登った時もとても風が強かった。アイゼンなど何かの装備を取り付けようとして手袋を外したとたん飛ばされてしまうと、予備の手袋が無かったら指が凍傷してしまうかもしれない!!

なので、飛ばされないようにしておくストラップも念のため買っておいた。手袋といえども、自分の身を守る大切な装備のひとつなのでおろそかにできず、そのため結構いいお値段のものを揃えた(涙)。風で飛ばされたのでは、たまったものではない。

また、極寒の中で素手でアイゼン、ピッケル、ステッキなどを掴んではいけない。手の皮が張り付いてしまうそうだ!!!(これはkouichiの会社にいる学生時代山岳部だった後輩の情報)。そんなときのためにも薄手のインナーは必須だ。

この手袋でそろそろ雪山行き装備の用意は終わりだろうか・・・。というか打ち留めとしたい。今回この八ヶ岳行きで随分といろいろ買い込んだような気がする。

ちなみに、kouichiはツェルト、ザイルも揃えたようだ。

はぁー(ため息)。


これは何に使うの?!

2005年12月20日 | 日常のひとこま

水切り排水かご

ある日kouichiが「これ、買ってきたんだよ」と冒頭の写真のものを袋から取り出した(何だか目が輝いてる)。

nobu????」。

これサ、排水口に入ってるアレだよ。ド○ト(某日曜大工センター)で買ってきたんだよ」と少し嬉しげ。

「食料を入れるのにちょうどいいだろ!!。ほら!!!」

食料入れに早代わりナルホドー!!!」。

ザックの中に入れてると、他のものに押されてつぶれてしまうかもしれないし、ザックの中ではじけちゃったら目も当てられないだろ!

今回八ヶ岳に登ったら、そこでお湯を沸かしてあったかいコーヒーやカップラーメンを食べたい。そのためにバーナーや燃料をkouichiが持っていく予定。バーナーは初使用だ。

山の上で食べるものはおにぎりでもカップラーメンでも何でもおいしく感じる。自らが手間をかけて作る(?)となるとなお更に違いない、と勝手に楽しみにしている私たちである。


冬山登山の準備!!?

2005年12月17日 | 日常のひとこま

登山靴とアイゼンとピッケル 冬山行きに備えて、いろんなものを買い込んでしまった。まず、ザックnobuは25リットルのものしか持っていないので、持ち物がかさばる冬には到底足りない。思い切ってkouichiと同じ55リットルを買った。

それから、先日Sさんから言われたアイゼン。今まで4本爪のものしか使っていなかったが、このアイゼンは(写真:右上)かかととつま先にしっかり爪があるので雪で固まった地面も踏みしめて行けそうだ。

そのアイゼンを買うときにどんなを履いているのか店員さんに尋ねられた。店内に並んだ同じ靴を指差すと「それはちょっと厳しいですねぇ。これはトレッキングシューズでやわらかいですし、第一アイゼンが着かないですよ。最低でもこのクラスの靴で無いと・・・・」と写真のを指し示した。

えっっ!?・・・・」(だって、9月に登ったときは十分だったし、それにまた、靴を買わなきゃいけないなんて、こりゃ想定外の出費!!!)「そうなんですか・・・・・」。

仕方が無い。観念して、「じゃあ、この靴試してみます」と足のサイズを測ってもらい、靴を履き、若干足の形に合わせて調節してもらう。そして、アイゼンも靴に合わせて選んでもらい、これも調節。この靴に合わせて、靴下も暖かい厚手のウールのものを3足買った。

ザックを買ったときに、靴売り場には毎年八ガ岳で年末年始を過ごす人がいらっしゃると言うので、その方にいろいろ話を聞いた。美濃戸口からは人が結構登っていくので、トレースがついていて歩きやすいとの事。また、「ピッケルがあった方が良いですね」。

ピッケルって何ですか?」

まだ、まだ、初心者な私(ちなみに写真一番手前の道具)。この後も冬山登山のための買い物は続く・・・・・(溜息)。