こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
神宮寺を発った後、向かったのは秋田市某所。
秋田県中小企業家同友会が主催する
2011 秋田経営研究集会の事前打合せ…とは大義名分、実は前夜祭に参加してきました。
実行委員各位や講師、報告者の皆さんと一杯やりながら、お互いの親交を深めさせていただきました。

▲陸前高田の河野さんと白石の佐藤さんのコンビ
翌日は朝から実行委員会の直前打合せ。
皆さんと真剣に打合せをした上で、経営研究集会の本番に臨みます。

▲会場の受付では実行委員総出でお出迎え
今回の参加者、実に180名以上!
そんな大規模な勉強会を開催するのは、秋田同友会にとって実は初めてのことです。
参加者が三々五々集まり、午後1時30分に経営研究集会は開始されました。
そして基調講演は岩手県陸前高田
八木澤商店の河野社長です。
東日本大震災で被災し会社も地域も無くなってしまいながら今、地域と自社の復興に取り組む河野社長の現状とビジョンについてお話を伺いました。

▲被災当日の夜は神社でたき火をして過した

▲陸前高田の市街は壊滅した
小中学校が津波にのまれる様子を見て、我が子にはもう会えないと思った河野社長。
しかし、子供達は地域の大人達が助けていました。
津波が近づくのを目の当たりにしながら、なおも寝たきりや独居の老人を救おうと高台を下った人々は帰ってこなかった…
それを子供達は見ていたと言います。
この子供達がやがて大人になり、世代を継いでこの地域をよみがえらせることこそ真の復興と述べてくれました。

▲「何を守るために働くのか」
陸前高田に
岩手県中小企業家同友会の気仙支部が設立され未だ数年。
しかし、多くの地元企業が参加し、結束も堅かったせいか、震災後の廃業は僅かに一社だけだったそうです。
「一度繋いだ手を離すな!」
この合い言葉のもと、互いに励まし合った結果だということでした。
更に…今年、陸前高田の新卒者の雇用は昨年の1.7倍!
多くの地域の若者が、地域の復興の為に残ってくれたし、中小企業も一致団結して受け皿をつくってくれたそうです。
ただ元通りに戻すのではなく、陸前高田にしか出来ない未来を造っていく。
日本のどこも出来なかった理想を、この廃墟の街に造っていく。
廃墟から芽吹く新たな希望を感じることのできた河野社長の魂のこもった基調講演。
言い表すことの出来ない感動の中、2011 秋田経営研究集会は、続いて分科会へと進行しました。
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