こんばんは。
秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
今日昼頃、配達があって十文字から増田に向けて車を走らせていると、十文字駅前で大勢の人だかりが!
何だ?と思って見てみると大きなカメラやマイクなどの機材とそれを操作する人たち。
何だか映画を撮っているようでした。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、十文字には「
あきた十文字映画祭」という名物映画祭があります。
十文字の街中で自主制作などの映画も撮られたりして、もしかすると、アナタが映画のワンシーンで見かける田舎街は、我が街十文字かもしれません。
良い街です、十文字は。
私はこの街で生まれ、大学時代を除く人生の大半をこの街で過してきました。
小さな商店街で生まれて育った私は、そこで働く大人達の背中を見て育ちました。
自分もいずれ、あんな大人として働き、暮らし、楽しむんだろうと思いながら育ちました。
小学校一年生のときの作文で、将来の自分を書くとき何のためらいも無く「あとを継ぐ」と書いた記憶があります。
でも、小学校、中学校、高校、そして大学と進むに連れて、田舎の街で小さな会社の経営をするということ以外の道が沢山ある事を知り、それらがとても華やかなものにみえて仕方が無かった。
ちょうどバブルの時期です。
大学時代を東京で過し、この街に帰って来たとき、そのきらびやかな『夢』とは違う現実に帰って来た様な気がしました。
東京に残った友人達が羨ましかった。
物質的に豊かで欲しいと思う物が手に入り、ほとんど無限と言える程の人と出会うチャンスに溢れた都会に住み続けることが羨ましくて仕方が無かった。
それから私はがむしゃらに働き続けました。
自分の運命を何とか覆そうともがきました。
やがて、私自身が経営に携わる様になり、様々な人と関わりながら、やがて結婚し、「デリカテッセン紅玉」を開店したときに強く思いました。
「物がたくさんあっても幸せではない、人と沢山出会えるからと言って人との関係が深まる訳ではない、チャンスが沢山あっても運命を変えられる訳ではない」
「成功が幸せの条件とは限らない、沢山のお金や立派な事業は、私には残せないかもしれない」
「ただ、誰かに、この会社で働いて良かった、ここで働いて良かったと思ってもらえるような職場を私は創りたい」
現実はなかなか厳しく、「デリカテッセン紅玉」の開店から4年と言う歳月が過ぎてしまいました。
しかし、多くのお客様の支えと今働いている社員の努力が次第次第に実を結びつつある様です。
そこで、話し合いを重ねた末、この度新たな社員の採用に踏み切ることに決心しました。
それも若い人材を地域に残す事を目的に、来年度の新卒者の採用を募集したいと思っております。
明日をも知れない小さな企業ですし、大手企業と比べると待遇面で大いに見劣りすることは否めません。
また、沢山の雇用が出来る訳でもありません。
ですが、私は我が社の現在だけではなく、我が社の未来を一緒に語り合っていく若者と、より良い会社を一歩一歩共に作っていきたいと思っております。
求人内容の公開は近日行います。
来年度卒業見込みの皆様、我が社の未来を一緒に創っていきませんか!
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
〒019-0509 秋田県横手市十文字町梨木字沖野66-1
TEL 0182-42-5770
E-mail:kougyoku_deli@mail.goo.ne.jp
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