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米中対立が激化しバイデン大統領と習近平国家主席の過激な言動が進む中で日米両国が共同訓練強化は当然!!

2021-05-02 00:00:00 | 防衛
火に油を注ぐ、ということわざの如く、皆様もご承知の通り、米中両国が周辺諸国を巻き込んで「宣伝・誹謗中傷合戦」という外交戦・情報戦に注力しています。

正に、米中対立が激化しバイデン大統領と習近平国家主席の過激な言動が日々進む、と言えるでしょう。

そのような動きは、今後どのように世界に対して変化を強いるのでしょうか??

4月30日、zakzak by 夕刊フジが「バイデン大統領、対中強硬姿勢は“本物”か? 「勝利するのは米国だ」「インド太平洋で強固な軍事力を維持すると中国に伝えた」 」の題で「激突!米大統領選」の特集項目にて、次のように伝えました。

『ジョー・バイデン米大統領は28日(日本時間29日)、上下両院合同会議で施政方針演説を行った。外交政策では、軍事的覇権拡大を続け、深刻な人権問題を抱える中国を名指しして牽制(けんせい)し、対抗する姿勢をあらわにした。オバマ政権時代、副大統領として対中融和を進めたバイデン氏だが、強硬姿勢は本物といえるのか。

中国 習近平
 「専制主義が未来を勝ち取ることはない。勝利するのは米国だ」「紛争を防ぐため、米国はインド太平洋で強固な軍事力を維持すると中国の習近平国家主席に伝えた」

 注目の演説で、バイデン氏はこう語った。

 バイデン政権は3月、日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国による戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の、オンライン首脳会談を主催した。菅義偉首相との日米首脳会談(今月16日)では「台湾海峡の平和と安定の重要性」を強調し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を見せた。

 冒頭の演説では、「不公正な貿易慣行や知的財産、技術の窃取に立ち向かう。次世代の技術で優位に立たなければならない」とも述べた。

 これに対し、中国外務省の汪文斌報道官は29日、「相手に足払いや罠を仕掛けたり、悪質な競争をたくらむべきでない」などと批判した。

 議会演説は1月の就任後初めてで、29日で政権発足100日となることに合わせて成果を訴えた。バイデン氏の演説を識者はどうみるか。

 福井県立大学の島田洋一教授は、「これまでと違う印象的な発言はなかった。クアッドやハイテク分野における、(ドナルド・トランプ)前政権からの政策維持が評価できる一方で、中国への競争に打ち勝つための手段として軍事面を発言しなかった。党内圧力もあるだろうが、中国が最も恐れるのは米軍であるため、政権が軍事費実質削減したことなどは留意すべきだ」と指摘した。

 やや違う見方もある。

 元陸上自衛隊東部方面総監で、元ハーバード大学アジアセンター・シニアフェローの渡部悦和氏は、「選挙前の評価とは異なり、評価できる。特に『自由で開かれたインド太平洋』構想を前政権から引き継いでおり、アントニー・ブリンケン国務長官や、ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)など、有能な人物を政権幹部に起用した。オバマ政権の失敗を理解して、『民主主義vs専制主義』という構図を認識しているようだ」と分析した。』

一方、米国の異常な状況よりも、中国は更に酷く、内情は火の車のようです。

同日、同メディアが「強面つくるも八方塞がりの習主席 経済は行き詰まり…「一帯一路」は破綻寸前 なりふり構わず“回収”目論む台湾と香港」の題で「日本を守る」の特集項目にて、次のように中国の内情を厳しく指摘しました。

『世界は「中国の野望」を押さえられるだろうか? 習近平体制は内外でなりふり構わず、あからさまに力を用いるようになっている。


 3月に、習国家主席が行った講話が中国政府の公式ウェブサイトに掲載されたが、「東(方)が興隆しており、西(方)が衰退しつつある」と述べる一方、「米国が、わが国の発展と安全に対する最大の脅威だ」と戒めている。

 習体制が強面(こわもて)をつくるのは、体制の弱さから発している。国内のSNSを厳重に監視して、体制に対する些細(ささい)な批判も恐れて、そのような書き込みをただちに削除し、投稿者を検挙するのもその表れだ。

 中国は独自の簡体字をつくっているが、「習」(シ)の簡体字は「●(にすいに司の部首・口部をとる)」だ。SNSに宝石の「翡翠」(ホエチョ、ひすい)と書き込むのは、禁じられている。羽の下の「卒」は終わり、また中国の将棋(チャンチ)で「歩」に当たる「卒」(チョ)だ。習体制が倒れるか、下っ端を意味する。

 毛沢東時代からのスローガンの「消滅陋習」(古い習慣を捨てよう)は「陋●(にすいに司の部首・口部をとる)」となるから、「●(にすいに司の部首・口部をとる)」と同じ発音の刃(シ)に変えて「消 ●(ひへんの上部に一)(滅)陋刃」に改められた。

 習主席は気が小さな臆病者だ。自分を大きく見せるために大胆に振る舞わねばならない。簡体字は約3000字あり、繁体字(=わずらわしい字)と呼ぶ正体字と併用している。

 習主席は権力を固めたものの、内外ともに八方塞がりだ。国内経済が行き詰まるかたわら、「5000年の悠久の歴史を持つ、中華民族の偉大なる復興」が看板の、巨大経済圏構想「一帯一路」が破綻しつつある。

 そこで、台湾と香港を“回収”して、内外に力を示したい。だから、「台湾に武力を行使することを躊躇(ちゅうちょ)しない」と連呼している。

 習主席は「●(にすいに司の部首・口部をとる)大大」(シタタ、もっとも偉い人)と呼ばれるが、台湾を回収することによって、天安門広場の毛沢東の写真と並んで、建国の神君となれる。

 中国は、米国が台湾の後ろ盾となっている限り、台湾海峡を渡って台湾を占領する能力を持っていない。もし失敗したら習体制の命取りとなる。

 南シナ海に台湾が保有する太平島などの小さな離島を強襲して、占領をはかる可能性があるが、来年の北京冬季五輪が終わるまでは、大会のボイコットを恐れて冒険を慎むだろう。

 ■加瀬英明(かせ・ひであき) 外交評論家。1936年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。「ブリタニカ百科事典」初代編集長。福田赳夫内閣、中曽根康弘内閣の首相特別顧問を務める。松下政経塾相談役など歴任。著書・共著に『米陸軍日本語学校』 (ちくま学芸文庫)、『新しいナショナリズムの時代がやってきた!』(勉誠出版)など多数。』

実に小物の習近平国家主席。
「売電」と言われる、バイデン大統領と良い勝負ですねえ。

そのような中、同日、防衛省・自衛隊は航空自衛隊HPにて、次のように日米共同訓練を公開しました。

『米軍との共同訓練の実施について
航空自衛隊は、日米同盟の抑止力・対処力を強化するべく、次のとおり米軍との共同訓練を実施しました。

1 目的
航空自衛隊の戦術技量及び日米共同対処能力の向上

2 実施日
令和3年4月27日(火)

3 実施場所
日本海、沖縄北方を含む東シナ海上の空域

4 参加部隊
航空自衛隊:
第2航空団(千 歳)F-15×3機
第5航空団(新田原)F-15×4機
第6航空団(小 松)F-15×2機
第7航空団(百 里)F-2 ×2機
第9航空団(那 覇)F-15×4機
米 空 軍:B-52×2機

5 訓練項目
編隊航法訓練及び要撃戦闘訓練』

これは、正に中国などを牽制する日米両国の、特に軍同士の共通した目的の下に行われた訓練という事でしょう!!


米中対立が激化しバイデン大統領と習近平国家主席の過激な言動が進む中で日米両国が共同訓練強化は当然!!



4月27日、米国空軍のB-52爆撃機(手前上、奥の右下)と共に、共同訓練を行う日本の戦闘機(中央)
出典:航空自衛隊HP


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