メリークリスマス!!
ついに、今年2024年もクリスマス到来ですね。
今年もあとわずか。
今年は貴方や貴女の職場や職場環境、如何でしたでしょうか??
2024年問題で多くの職場がその対応に追われたのではないでしょうか。
筆者の職場も、そうですが。(^^;)
そのような方に、大きな示唆を与える記事をご紹介しましょう。
12月16日10時30分にForbes JAPANが「労働者の40%以上は「燃え尽き症候群」これまで以上に重要な「職場での思いやり」」の題で、次のように世に警告する記事を掲載しました。
『(前略)
変化が激しく、ストレスの多い今日の職場環境では、締め切りや生産性目標、利益最大化へのフォーカスによって、思いやりはしばしば影をひそめる。しかし、職場で思いやりの文化を醸成することは、かつてないほど重要になっている。
思いやりは、つながりを育むだけでなく、職場の士気を高め、従業員が活躍できる文化を創造する。従業員が、経済的不安や過負荷といった課題に直面しているとき、思いやりというシンプルな行動は大きな変化を生み出す。
(中略)
ソーシャルメディアで自分の意見を共有する人が増え、リモートワークをしている人も多いため、私生活と仕事の境界はどんどん曖昧になっている。また、従業員は職場にありのままの自分を持ち込みたいと考えており、それには職場で政治の話をすることも含まれている。
そのため、職場での思いやりは不可欠だ。リーダーは、すべての声が尊重される包摂と敬意の文化を強調すべきだ。その一例として、アクティブリスニング(積極的傾聴)などの健全なコミュニケーションの研修を、チームで受けることが挙げられる。アクティブリスニングを習得すれば、他者の感情や視点を理解できるため、対立の回避や解決に役立つ。また、差別や敬意を欠いた言動を防ぐためには、リーダーが、議論がどのように運営されるべきかについて基準を設定することもできる。
従業員エンゲージメントが低い
Gallup(ギャラップ)は従業員エンゲージメントについて、「仕事や職場に対する従業員の関与と熱意」と定義している。しかし残念ながら、従業員エンゲージメントが高いのは、全世界の従業員のうち、わずか23%にすぎない。
人々が求めているのは給料だけではない。人々は、キャリアを次の段階に導いてくれるような上司と、健全な関係を築きたいと考えている。実際、思いやりのある上司は、従業員エンゲージメントの重要な要素と見なされている。
だからこそ、職場での思いやりは、リーダーがそれぞれのチームメンバーを理解するためのトレーニングから始まる。優秀な上司は、チームメンバーそれぞれのユニークな才能を把握しており、組織に価値をもたらすチャンスを提供することができる。
従業員エンゲージメントを高めるもう1つの方法は、企業戦略として、報酬や表彰の仕組みを構築することだ。リーダーは、従業員の仕事が組織の成功にどうつながるかを説明することで、従業員が求められていることを理解するよう、助けることができる。
ストレスと燃え尽きが過去最高レベルに達している
雇用不安、過負荷、長時間労働、経済的不安など、従業員へのプレッシャーはかつてないほど大きくなっている。その結果、燃え尽きは過去最高の水準に達している。
Future Forum(フューチャー・フォーラム)が世界規模で実施した調査によれば、世界の労働者の40%以上が燃え尽きを感じている。世界保健機関(WHO)は燃え尽きについて、仕事に関連した複数のストレス症状と定義している。一般的な症状は、集中困難、疲労、そして、頻繁な頭痛といった原因不明の身体症状だ。
(中略)
従業員の不安が急上昇している
従業員支援制度の管理サービスを提供するComPsych(コムサイク)の最新データによれば、メンタルヘルスの支援を求めた人の4分の1近く(24%)が、不安の解消を求めていた。米国の従業員がメンタルヘルス関連のサービスを受ける理由の第1位は、うつ症状やストレスなどを抑えて「不安」となっている。最近の世界的な混乱や、さまざまな業界で行われているレイオフに関連する経済的不確実性を考えると、これらの結果は理解できるものだ。
(中略)
有害な職場文化は、従業員の健康をむしばみ、定着率の低下を招いている
米心理学会による2024年版『Work in America Survey(米国の仕事調査)』によれば、従業員の15%が「やや」または「非常に」有害な職場で働いている。当然ながら、これらの人々の大多数(89%)が、職場の心理的安全性が低下していると報告している。
残念ながら、有害な職場文化は、従業員の心身の健康に悪影響を及ぼす。さらに、有害な職場環境は、士気や生産性の低下、高い離職率にもつながる。一方で、職場での思いやりは、健全な企業文化の創造と維持に役立つ。
リーダーが職場に思いやりを取り入れると、好奇心やイノベーション、生産性を促す環境が生まれる。このような組織では、生産性が高く、仕事に熱心な従業員が増え、ストレスの軽減と定着率の向上にもつながる。
(以下略)』
この記事の数々の指摘は、筆者にとって確かに耳が痛い内容ですし、貴方も貴女も心当たりがあるのではないでしょうか??
ここ数年を観ても、定着率の低さ、職場等でのトラブルや事件に発展した事例など、報道されているものを含めて、かなり耳にしますね。
働き方改革、新たなるイノベーションや手法の開拓など、産業界等で多くの課題に取り組まねばならない現在、本当の意味での思いやりの大切さと、その有用性に光を当てるべきです!!
これからますます職場環境を整えなければ生き残れません!!
協力して進む会社員のイラスト
出典:いらすとや フリー素材
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