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菅義偉首相が次期自民党総裁選挙に不出馬で首相辞職決定、決定のタイミングに関して貴方は漢(おとこ)だ!!

2021-09-05 00:00:00 | 報道/ニュース
9月3日、菅義偉首相の発言、自民党の「次期総裁選挙」には立候補しない意向の報道は、日本、そして世界を駆け巡りました。

自民党総裁の選挙に立候補しない、という事は首相を辞職する、そして一政治家に戻る、という事です!!

9月3日、首相官邸HPが「自由民主党総裁選挙に立候補しない意向の表明についての会見」の題で次のように菅首相の会見を公開しました。

『先ほど開かれました自民党役員会において、私自身、新型コロナ対策に専念したい、そういう思いの中で、自民党総裁選挙には出馬しないことを申し上げました。
 総理大臣になってから1年間、正に新型コロナ対策を中心とする、様々な国が抱える問題について、全力で取り組んできました。
 そして、今月17日から自民党の総裁選挙が始まることになっております。私自身、出馬を予定する中で、コロナ対策と選挙活動、こうしたことを考えたときに、実際、ばくだいなエネルギーが必要でした。そういう中で、やはり両立はできない、どちらかを選択すべきである、国民の皆さんにお約束を何回ともしています、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、私は専念したい、そういう判断をいたしました。
 国民の皆さんの命と暮らしを守る、内閣総理大臣として、私の責務でありますので、専念して、やり遂げたいと思います。
 また来週にでも、改めて記者会見をしたいと思います。以上です。』

菅首相をここまで決断させた要因とは何か??

9月3日20時59分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「「二階切り」で泥沼、万策尽きた首相 退陣舞台裏」の題で「菅首相退陣」の特集項目にて、その舞台裏を伝えました。

『「出ない」。3日朝、2人の政務秘書官に自民党総裁選への不出馬の意向を伝えた菅義偉首相の表情は、淡々としたものだったという。

総裁選を前に、首相は悩み続けていた。新型コロナウイルス対策の「切り札」と位置付けたワクチン接種は加速しているのに、国民の批判は高まる一方だった。衆院議員の任期満了を10月21日に控え、党内は「首相では選挙を戦えない」と首相交代を求める空気が濃くなっていた。

「ここで投げ出したら、どれだけ楽だろうね」

反対論も根強い中で実現した東京五輪で日本選手の金メダルラッシュに沸いた8月上旬。内閣支持率が上がるどころか下落し続けていく状況に、首相は珍しく周囲にこんな弱音を漏らした。

それでも首相は再選の可能性をぎりぎりまで模索したが、逆に「底なし沼」にはまった。

まず試みたのが最大の後ろ盾である二階俊博幹事長を交代させる「二階切り」だ。8月30日夜に二階氏に意向を伝えた。二階氏は歴代最長となる5年以上にわたり幹事長を務め、卓越した政治力で党の重しとなっていた一方、党運営が強引だとして不満が高まっていた。

総裁選出馬を表明した岸田文雄前政調会長が二階氏を念頭にした「総裁を除く党役員の任期は1期1年、連続3期まで」との方針にぶつけ、争点をつぶす狙いもあった。しかし、党内では「延命のために恩人を切るのか」など否定的な声も目立った。

31日には「首相が総裁選を先送りして9月中旬に衆院解散に踏み切る」との臆測が一気に駆け巡った。実際は、いくつかの日程の中での選択肢の一つにすぎなかったが、「首相が意向を固めた」と断定的に伝わった。「みんな討ち死にしてしまう」。党重鎮からは反対論が相次いだ。


今月1日には衆院解散を否定し、総裁選の実施を明言して火消しに走ったが、時すでに遅し。首相が政権維持のために党所属議員を犠牲にしようとしたとの疑心暗鬼はぬぐえなかった。

最後の望みは6日に予定していた党役員人事だった。だが、総裁選直前の党人事という奇策は思うようにいかなかった。内閣改造の断行も検討していたが、当初首相を支持していた各派閥の議員らもクモの子を散らすように距離を取るようになっていた。調整能力にたけた二階氏にはすでに交代を伝達済みで、八方ふさがりとなった。

この間、小泉進次郎環境相は5日連続で首相と会談し、総裁選不出馬も含め進言した。首相への支持が日を追うごとに失われていくのを感じ、首相の推薦人になれないとの同僚議員の悲鳴を聴いた小泉氏は2日、「玉砕論は違う」と改めて不出馬を首相に迫った。この日、一気に広まった自身の辞任論について「許せない」と周囲に憤っていた首相だが、3日に不出馬を表明した。小泉氏は周囲にこうつぶやいた。

「万策尽きて、空を見上げる」(大島悠亮、奥原慎平)』

この記事の内容には、多くの賛同と共に、菅義偉首相の「深い意図」も筆者としては感じられずには居られません。
何!?

それは、敵に対する、特に極左反日反米国家や勢力に対する攻撃や応戦の意図があります!!
例えば敢えて、東京五輪開幕から閉幕の間に辞任の意図があったのでしょうが、言わなかったのは、その辺りの意図がありありと覗えます。

自民党参議院議員の和田政宗氏は同日、自身のツイッターで次のように菅義偉首相の功績を称えました。

『菅総理はこれまでの政権が実現できなかった政策を実現してきた。残念だ。

重要土地利用規制法案
日米豪印クアッド
「従軍慰安婦」の用語は不適切との閣議決定
旧宮家男系男子の皇籍復帰の道を開きつつあった。 
不妊治療保険適用、携帯電話値下げ、デジタル化

菅総理が作った道筋をしっかり進めたい』

更に、安倍晋三前首相は、9月4日、自身のツイッターで次のように菅義偉首相を労いました。

『昨年持病悪化の為急に職を辞する事となり、国民の皆様にご迷惑をおかけする中、立派に後を引き継いで頂いた菅総理には感謝の気持ちで一杯です。有難うございました。
任期終了までコロナ対策に全力を尽くされる事と思いますが最後まで皆んなで協力して行きたいと思います。』

正に、和田政宗議員、そして安倍晋三前首相の言われる通りです!!
確かに、菅義偉首相は、和田政宗議員、そして安倍晋三前首相のように発信力や自分の言葉で語る能力は低いでしょう。
アピール力や国民の目線で語る能力、そして説得力は、天性の能力や、天才で無い限り努力しなければ得られるものではないのですから。
そして、官僚らを動かす力も不足であったことも否めません。

それでも、武骨であったとしても、コロナ禍の中、菅義偉首相は頑張ったと筆者は感じています。


菅義偉首相が次期自民党総裁選挙に不出馬で首相辞職決定、決定のタイミングに関して貴方は漢(おとこ)だ!!



9月3日、官邸で自由民主党総裁選挙に立候補しない意向の表明についての会見を行う菅義偉首相
出典:首相官邸HP


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