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岸田文雄首相は通常国会を安全運転しつつ、敵基地攻撃能力実現へ大きな政策転換をした!!

2022-01-26 00:00:00 | 防衛
近年、激しく世の中が変化している、とあなたは感じませんか?

もし、あなたが感じているならば、世の中の動きを本当に敏感に把握されている証拠ですから、胸を張るべきでしょう!!

そして、世の変化とは、注意深く観察しなければ、微妙な変化が分かりづらいのも事実です。

政治も外交・安全保障も同様です!!

1月24日にニッポン放送ONLINEが「とにかく「安全運転」を目指す岸田政権 ~衆院予算委員会始まる」の題で次のように指摘しました。

『ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月24日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。基本的質疑が始まる衆議院予算委員会について解説した。

衆議院予算委員会、1月24日から基本的質疑始まる
衆議院予算委員会では、1月24日から岸田総理大臣と全閣僚が出席し、基本的質疑が行われる。2022年度予算案の実質的な審議が始まる予定で、与野党の論戦が本格化する見通しだ。

飯田)夏に参院選を控えて、与野党がどのように動くのかというところですね。

須田)通常国会のため、もちろん予算案が最優先なのですが、岸田政権としては「とにかく安全運転」ということで、年度内の成立はほぼ間違いないだろうと思います。

対立する法案は控えて安全運転を目指す岸田政権
須田)それ以外の法案についても、できるだけ提出本数を絞り込んで、とりあえず予定会期内に終わらせる。そして参院選に突入して行くという予定を描いていますから、あまり対立の構図には持って行かないのだと思います。

飯田)対立構図には。

須田)少なくとも、対決法案と呼ばれている、野党が全面的に反対するような法案に関しては、かなり慎重姿勢で提出を控えるという状況なので、激突の構図は見えにくいと思います。

野党は何を仕掛けて来るのか
飯田)予算以外だと、子ども家庭庁(子ども庁)の設置に関わる法案や経済安全保障に関するものが、一応予定はされていますが、その辺も国会の情勢によっては、どちらも出して来るかどうかわからないということになりますか?

須田)野党としても、何かに反対して国民に訴えて行かないと参議院選挙は厳しい状況になるので、何を持って仕掛けて来るのかというところはあります。ただ、強行採決のようなシーンは出さないような体制を、与党としては取って行くのだろうと思います。

立憲民主党は共産党と組むのか、組まないのか ~統一的なスタンスが取れていない
飯田)野党第1党は立憲民主党ですが、泉さんになってから本格的に論戦になるのは、今回の国会ということになります。提案型にするのだと言いつつ、対決姿勢を見せないとなかなか参院選に向けて厳しくなるというところで、どのように仕掛けて来るのでしょうか?

須田)埋没してしまうということなのでしょうけれど、その辺も方向性がきちんと定まっていないように感じます。共産党とこれからどのような連携をして行くのかについても見えにくい状況です。

飯田)共産党との連携。

須田)参議院選挙が近付いて来ると、1人区の扱いが焦点になると思いますが、そのなかで立憲民主党単独では少しおぼつかない。かと言って、国民民主党がそっぽを向いている状況のなかで、「共産党と組むのか、組まないのか」というところが焦点になります。しかし、立憲民主党のなかで統一的なスタンスが取れているのかと言うと、その辺がどうも怪しい。

飯田)統一的なスタンスが。

須田)正しいかどうか怪しいのですが、一部の報道では、いまの執行部に反発して枝野さんたち立憲民主党の創始者グループが「40人くらい引き連れて出て行き、新党をつくるのではないか」という憶測が出ていました。しかし、私はその可能性は限りなくゼロに近いと思います。ただ、そのような観測が出て来るのも、深刻な路線対立を抱えているからではないかと思います。


立憲民主党の「CLP」問題 ~間に入ったWeb制作会社の代表
飯田)党内で調査を行って「沙汰なし」で終わりましたが、CLP(Choose Life Project)と呼ばれるネットメディアに対して、どのようにお金を流していたのかというような話もありました。

須田)新聞やテレビ等の既存メディアが、「これを開けてしまったら、パンドラの箱を開けるぞ」とそっぽを向いてしまったという問題があると思います。Choose Life Projectに渡った約1500万円のお金は、もともとは立憲民主党から大手広告代理店、映像制作会社、そしてCLPに入っているのですが、立憲民主党から出たお金とCLPに入ったお金の間に、数百万円の齟齬が出ているのです。

飯田)その間に。

須田)間に入ったWeb制作会社が中抜きしたのではないかと言われています。さらに言えば、そこの代表が立憲民主党とCLPをつなげたのではないか。これは偶然なのかも知れませんが、そこの代表はもともとピースボートの共同代表なのです。そのようなことから考えても、立憲民主党と近しい関係にある。加えて、いまの政調会長である小川淳也さんの映画などにも深く関与しているのです。

飯田)『なぜ君は総理大臣になれないのか』というドキュメンタリー映画ですか?

須田)はい。その代表は小川淳也さんと一緒に本なども出しています。その辺りも考えて行くと、相当根深い問題を抱えているのではないかと思います。

飯田)あのヒアリングのなかで、「当時の福山幹事長が理念に共感したからお金を出したのだ」という話が出ていました。前執行部の方々は、その辺も含めて知っていらっしゃるということなのでしょうか?

須田)ただ、ヒアリングに関しては、西村智奈美幹事長と逢坂誠二代表代行が福山さんにヒアリングをしたのですが、福山さんは憮然とした表情でほとんど語っていないようなのです。あの調査自体がきちんと行われたのかという疑問もあります。

公明党に配慮ができない茂木幹事長 ~ギクシャクする自公連立
須田)野党ばかりではなく、与党側も自公連立がギクシャクしているのです。

飯田)こちらはこちらで、推薦を出さないというような話も公明党の方から出ていますね。

須田)この件が揉めたのは、公明党の場合は常勝関西と呼ばれていて、兵庫と大阪は特別扱いなのです。兵庫は今回厳しいということもあって、自民党の推薦が早く欲しいという気持ちがある。普通であれば、2021年の夏ぐらいから選挙戦を本格化させないといけないのに、自民党の動きが鈍いということで、「舐めているのか」と怒ってしまい、「自民党の議員に対して推薦をしないぞ」ということになってしまっているのです。こちらはこちらで揉めています。

飯田)前回の衆院選のときも、広島3区をめぐって後任をどうするかで揉めていましたよね。最近は選挙でぶつかりますね。

須田)公明党に太いパイプを持っている人が現自民党執行部にいないものですから、この問題に関しては、とにかく茂木幹事長の動きが鈍すぎるのです。

飯田)選挙を差配するというと、選対委員長はもちろんいますが、このような問題の場合はとにかく幹事長です。そして石井幹事長との2人の話し合いが大事になって来ますか?

須田)やはり「二階・林体制」とは全然違います。

飯田)あのときはいろいろなパイプがあったという話があります。

須田)公明党に対する配慮もきちんとしていました。その配慮という点が、いまの茂木さんにはできないのです。


飯田)杓子定規になってしまっているところがありますね。』

与野党共に、多くの問題を抱えた通常国会。
これで、岸田文雄首相は安倍晋三元首相のようにリーダーシップを発揮出来るのか、との声も多数挙がっているのも事実ですし、事実でしょう。

それでも、岸田文雄首相は、頑張っています。

同日、国会の衆議院予算委員会で次のように発言しています。

『岸田総理「我が国周辺においては、相当数の弾道ミサイルが開発、そして配備されています。これは一度発射されたならば、極めて短時間で我が国に到達し、国民の生命財産に甚大な被害を与える恐れがあります」』

また、1月17日に国会での施政方針演説で岸田文雄首相の全文を、同サイトで次のように公開しています。

『(前略)

八 外交・安全保障
(新時代リアリズム外交)
厳しさと複雑さを増す国際情勢の中で、日本外交のしたたかさが試される一年です。

私自ら先頭に立ち、未来への理想の旗をしっかりと掲げつつ、現実を直視し、「新時代リアリズム外交」を展開していきます。

(普遍的価値の重視)
「新時代リアリズム外交」の第一の柱として、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値や原則を重視していきます。

これらを共有する米国のバイデン大統領とは早期に会談し、我が国の外交・安全保障の基軸である日米同盟の抑止力・対処力を一層強化し、地域の平和と繁栄、そして、より広く国際社会に貢献する同盟へと導いていきます。

豪州のモリソン首相とは、円滑化協定に署名し、安全保障協力を強化するなど、「特別な戦略的パートナーシップ」を新しいステージへと引き上げました。

同盟国・同志国と連携し、深刻な人権問題への対処にも、私の内閣で、初めて任命した専任の補佐官と共に、しっかりと取り組む覚悟です。

最重要課題である拉致問題について、各国と連携しながら、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で取り組みます。私自身、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合う決意です。日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指します。

(「自由で開かれたインド太平洋」の推進)
我が国が提唱し、推進する「自由で開かれたインド太平洋」の考え方は、多くの国から支持を得ています。

日米豪印では、ワクチンや質の高いインフラ整備など、実践的な協力が具体化しており、協力を前へと進めます。

ASEANや欧州などパートナーとも連携を強化します。

TPPの着実な実施、高いレベルを維持しながらの拡大に取り組みます。信頼性ある自由なデータ流通、「DFFT」の実現に向け、国際的なルール作りにおいて、中心的な役割を果たしていきます。

(中略)

(国民の命と暮らしを守る取組)
第三の柱は、国民の命と暮らしを断固として守り抜く取組です。

北朝鮮が繰り返す弾道ミサイルの発射は断じて許されず、ミサイル技術の著しい向上を見過ごすことはできません。

こうしたミサイルの問題や、一方的な現状変更の試みの深刻化、軍事バランスの急速な変化、宇宙、サイバーといった新しい領域や経済安全保障上の課題。これらの現実から目を背けることなく、政府一丸となって、我が国の領土、領海、領空、そして、国民の生命と財産を守り抜いていきます。

このため、概ね一年をかけて、新たな国家安全保障戦略、防衛大綱、中期防衛力整備計画を策定します。

これらのプロセスを通じ、いわゆる「敵基地攻撃能力」を含め、あらゆる選択肢を排除せず現実的に検討します。先月成立した補正予算と来年度予算を含め、スピード感を持って防衛力を抜本的に強化します。

海上保安庁と自衛隊の連携を含め、海上保安体制を強化するとともに、島嶼防衛力向上などを進め、南西諸島への備えを強化します。

海外で邦人等が危機に晒された際の輸送に万全を期すため、自衛隊法の改正案を今国会に提出します。

日米同盟の抑止力を維持しながら、沖縄の皆さんの心に寄り添い、基地負担軽減に引き続き取り組みます。普天間飛行場の一日も早い全面返還を目指し、辺野古への移設工事を進めます。

九 憲法改正
先の臨時国会において、憲法審査会が開かれ、国会の場で、憲法改正に向けた議論が行われたことを、歓迎します。
憲法の在り方は、国民の皆さんがお決めになるものですが、憲法改正に関する国民的議論を喚起していくには、我々国会議員が、国会の内外で、議論を積み重ね、発信していくことが必要です。
本国会においても、積極的な議論が行われることを心から期待します。
(以下略)


このように、安倍晋三元首相は集団的自衛権行使を決定して、「敵基地への反撃能力確保」の政策を実行しましたが、岸田文雄首相は更に、「敵基地攻撃能力」の実行力、つまりは先制攻撃や予防攻撃が出来る動きを見せ、そして実行するでしょう。
いや、既に実行しています!!

既に本ブログでも再三お伝えしていますが、敵基地攻撃能力はかなりの新規装備の研究開発や配備、そして人員や組織等の拡充が必須です。

その理由はただ一つ、日本の防衛は、最早、米国に頼れないからです!!


岸田文雄首相は通常国会を安全運転しつつ、敵基地攻撃能力実現へ大きな政策転換をした!!

日本の防衛は、最早、米国に頼れないからです!!



1月17日、第二百八回国会における岸田内閣総理大臣の施政方針演説の様子
出典:首相官邸HP 


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