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あなたも覚醒!!ロシア軍から学ぶ我が日本の自主外交・防衛強化の方向性31 国産の大切さ

2022-09-05 00:00:00 | 防衛
あなたは、国産、と聞いて何を思い浮かべますか。

昨今の物価高で、輸入品の値上がりと国産化の推進で随分変わりましたが、一昔前までは輸入品が安くて言い、などという根拠の無い妄言が憚っていましたねえ。

やはり、農林水産業のみならず、食糧や素材、必要最小限の製品、資源エネルギーは可能な限り国産でなければ、価格高騰とか、ロシアのウクライナ侵攻という侵略戦争等の影響が、貴方や貴女のみならず、私達、いや、我が国や世界の懐具合や情勢を直撃するのです!!

コワイですね!!

これは、外交や防衛でも同じであり、国産出来ない兵器や防衛装備品、特殊部品や特殊設備機器等も、今や戦略物資であるので、何かあれば、新型コロナの感染が拡大した2020年以上の混乱状況に、急速かつ急激に起きうるものなのです!!


その参考に、9月4日07時12分に乗りものニュースがmsnにて、「台湾待望の最強戦車M1「エイブラムス」 運用開始で島の守りどう変わる?」の題で、白石 光(戦史研究家)氏が次のように執筆した記事を掲載しました。


『2024年、台湾(中華民国)陸軍に待望の新戦車M1A2「エイブラムス」が到着する予定です。そもそも台湾は、かねてよりアメリカ製のM1「エイブラムス」の購入を希望し続けてきた経緯があります。以前のアメリカ政府は中国の顔色をうかがって、台湾の要望をかなえることはしていませんでしたが、軍事力を質・量共に急速に向上させ続ける中国を警戒したトランプ政権(当時)が2019年、ついに売却を決定しました。

 加えて2022年初頭になると、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発したことで、アメリカ製最新兵器の台湾への引き渡しが加速しているようです。そこで、このM1「エイブラムス」の引き渡しが台湾陸軍にどう影響を与えるのか、同陸軍の戦車戦力の現状と合わせて見てみましょう。

台湾は日本と同様の島国であり、その軍事力も、いまや自衛隊と同じく専守防衛を旨としています。よって敵の侵攻を空軍と海軍で防ぐのが第一であり、台湾本土に上陸した敵を迎え撃つために陸軍が出動するのは、まさに「最後のカードを切る」のと同じといってよい状況となっています。

 そのため、台湾軍のなかでも陸軍は、空軍や海軍と比べて装備の質的向上が後回しにされがちでした。加えて、一時は前出したようにアメリカが中国の顔色をうかがっていたことも影響して、重要度が高い空軍や海軍の装備の更新が優先されたことで、陸軍は半世紀ほど前の骨董品的な兵器を使い続けていたこともあったほどです。

 しかし、冒頭に記したようにロシアによるウクライナへの侵攻が開始された結果、ロシアとの関係性が良好な中国の台湾に対する動きを懸念したアメリカは、ここにきて、台湾への兵器供給を加速させる姿勢を示しています。

 そういったなか、注目すべき陸軍の新装備が、近く引き渡される予定のM1A2T戦車です。

(中略)

M1A2Tの売却は、ロシアのウクライナ侵攻が始まる前にすでに確定していましたが、過去、別の兵器にあったような、売却自体は確定していても引き渡しが遅れて先送りになったケースとは異なり、予定通り引き渡しが行われることはほぼ間違いなさそうです。

 なお、同車の部隊運用は2025年スタートといわれており、現在、それに向けて台湾人戦車乗員のM1「エイブラムス」対応訓練がアメリカで進められています。

 一方、このM1A2Tと入れ替わるように、2022年2月25日、台湾陸軍でM41A3ウォーカー・ブルドッグ軽戦車の退役式が行われています。同車は過去64年間に渡って台湾の守りに就いてきました。ただ、同車は第2次世界大戦直後の1940年代後半に生まれた軽戦車であるため、旧式すぎて現在の戦車戦への適応が困難なうえ、部品の供給も難しくなり、維持コストも上昇したことなどから退役はやむなしだったといえるでしょう。

 そのため、今後はM60A3 TTS(約460両)、CM11(アメリカ名称M48H)「勇虎」(約450両)、CM12(約100両)といった既存の戦車(あと少数のM41D軽戦車)に加えて、新装備のM1A2Tが台湾国土を防衛して行くことになります。

台湾陸軍の防衛戦略どう変わる?
 ただ、台湾としては、いざ有事となっても、戦車部隊の出動だけは避けたいでしょう。なぜなら、それはすでに敵に上陸されてしまったことを意味するからです。

 不運にもそのような事態に至ってしまった場合、台湾は沿岸部に広がる平野部が狭く、海辺近くまで山岳部が迫っている箇所が多いため、海岸平野に上陸した敵(中国軍部隊)は、内陸への浸透経路となる山岳部の道を台湾陸軍に確保されてしまうと、身動きが取りにくくなってしまいます。

 ゆえに台湾陸軍は、戦車部隊をはじめ歩兵や砲兵、工兵などを協同させ、それらの浸透経路を封鎖すると同時に、敵が上陸した海岸平野の占領地域がそれ以上拡大しないように抑え込み、同盟国からの援軍などを待つことになるでしょう。また、もし戦闘の推移によって戦況が有利に傾けば、海への追い落としを図るべく、敵の海岸堡に対して攻勢を仕掛けるケースもあると思われます。

逆に、上陸した敵の自力排除が困難な状況となれば、周辺の市街や主要道路に、戦車とそれを支援する歩兵などを配して防御拠点を構築し、敵の進撃速度を鈍らせ、多大な出血を強いる遅滞戦闘を行って、同盟国軍の来援や増援兵器の到着を待つことになりそうです。

 このような防戦の場合は、やや古くなったM60A3 TTSやCM11「勇虎」でも待ち伏せ戦術などによって十分に戦えるので、おそらくM1A2Tは局地的な反撃などを行う際の切り札的存在として、戦闘に投入されるのではないでしょうか。その際には、現在のところ実戦において最強の戦車という折り紙を付けられた同車が、台湾陸軍にとっても「最強のルーキー」となることでしょう。

 とはいえ、もしそこまでの本格的な台湾侵攻を中国が行ったとなると、日本の先島諸島にも被害が及んでいないわけがありません。M1A2T戦車が戦わずして、台湾の抑止力として機能することを、筆者(白石 光:戦史研究家)は願うばかりです。』



この記事では次のような台湾の重要な事実について触れられていません。
台湾が何故国産戦車を造れないのか??

それは造る技術や設備も無く、部品や耐弾鋼板の製造が出来ないからです。
尤も、それは台湾自身も強く認識しており、近年、やっと国産の潜水艦の建造に着手したり国産のタイヤ型戦闘車両を開発・配備したりするなどの努力を続けていますが、本格的な装甲戦闘車両の代表核である戦車等の製造までは出来ないのが現状です。

それに対して、我が日本は、戦後、61式、74式、90式と国産戦車の開発と製造を続け、2010年には世界最先端を誇る10式(ヒトマル式)戦車を開発し、配備を続けています。
台湾が使用していたM41戦車など、冷戦時代にとっくに「卒業」しています。
それだけ、国産兵器は、国産というものは有難いものなのです!!


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富士の裾野を走る日本の最新鋭の国産戦車、10式戦車
出典:陸上自衛隊HP


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