トップの謝罪やそれらの会見などで、その人の器や組織の器量が見えてくるものです。
「朱に交われば赤くなる」のことわざもありますからね。
西武グループをかつて率いてきた堤義明氏が、2004年に発覚した有価証券取引の不正に関する裁判等での反省の弁明は、彼自身が「超」が付く程のワンマン経営者でしたが、それでも「全ての責任は私にある」旨の言葉を言った事は潔かったと思います。
しかし、既に多くの報道やSNSでの拡散がなされていますが、7月25日に行われた、ビッグモーター兼重宏行社長の記者会見は酷過ぎる、いや、記者会見すら不要の内容でした!!
7月25日19時42分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「会見から見えたビッグモーターの企業風土 識者「会社の体をなしていない」」の題で次のように指摘しました。
『保険金不正請求が横行していた中古車販売大手ビッグモーター(東京)で長年トップに君臨し、一代で業界大手に成長させた創業者が25日、記者会見で辞意を表明した。同社では過剰な営業目標が課せられる一方、異常な降格人事が行われ、不正の内部告発も放置された。会見では組織ぐるみの関与を否定した兼重宏行社長(71)だが、企業統治(ガバナンス)の専門家は「経営陣が把握していないこと自体、内部統制ができていない証拠」と指弾する。
兼重氏は25日の会見で、一連の不正が行われた原因について「不合理な目標設定がノルマとなった」と認めつつ、「目標を勘違いした本部長が押しつけたことが不正につながった」との認識を示した。6月に外部弁護士の調査報告書を受けるまで不正は認識していなかったといい、責任の所在は板金・塗装(BP)部門にあるとした。
オーナー企業のトップである兼重氏は強いリーダーシップを発揮する一方、同社には現場の声を拾い上げようとしない〝上意下達〟の空気が広がっていたとされる。同社関係者は「不正の内部告発があっても、管理職と従業員の確執の問題とみなされ、露呈することはなかった」と振り返る。
報告書では「経営陣に盲従し忖度(そんたく)する歪な企業風土」の背景に同社の異常な人事制度を挙げた。営業成績を過度に重視した昇格人事について、兼重氏は「創業当初から抜擢(ばってき)人事」と説明。降格処分についても「まだ十分な力がないという場合はすぐ降格する」「復活した人間もいる」とこともなげに語った。
兼重氏は息子の兼重宏一副社長(35)とともに引責辞任するが、企業統治に詳しい久保利英明弁護士は「自分が辞めれば何とかなり、会社が存続すると考えているとしたら大きな間違い。経営陣が刷新されたとはいえない」と厳しい見方を示す。創業家が今も大半の株式を保有しており、株主構成に変化がないためだ。兼重氏は株主としても経営には口を出さないと明言したが、上意下達の社風や企業統治の改善は見通せていない。
(以下略)』
一方、同日19時39分に同メディアが「「トカゲの尻尾切り」「つぶれないと変わらない」ビッグモーター元社員、経営陣に憤り」の題で、無責任でやりたい放題、会社がつぶれないと変わらない程のブラック企業体質を断罪しています。
更に、7月26日00時39分に同メディアが「「ビッグモーター社長辞任、問題解決ならず」近畿大の芳沢輝泰准教授」の題で次のように酷評しています。
『中古車販売大手のビッグモーターでは兼重宏行社長が会社の株の大部分を保有しているため、経営陣の監視機能を果たす株主総会も開かれず、社長をはじめ経営陣の暴走を止める手段がなかった。企業統治が全くできていない。不正の規模から、利益第一主義という考え方がトップダウンで共有されていたと考えられる。社長が不正を知らないということはないはずだ。
兼重氏と息子の宏一副社長が辞任を発表したのは、不正については知らぬ存ぜぬを通しながら、経営陣として責任を取ることで、自らが被るペナルティーが軽くなると考えたからではないか。昨年3月の内部告発から1年以上を経ての記者会見は遅すぎた。もみ消し体質が働いていたのだろう。
ただ兼重氏は、経営からは退いても株主として意向を反映させることができ、根本的な問題の解決にはならない。今後は、社長当時の関与をどこまで突き止められるかが重要だ。
組織的な不正請求という意味では近畿日本ツーリストの公金不正請求事件と共通する。いずれも企業統治やコンプライアンス(法令順守)よりも、利益第一主義が勝っていた。外部の第三者による厳しいチェック体制を整えない限り、不正はなくならないだろう。』
自動車関連の事業は、文字通り許認可事業です。
そして、自動車保険とは切っても切れない関係です。
このような分野での不正保険請求から、兼重宏行社長の言い訳や言い逃れに終始した記者会見、「支店長が営業マンを殴る」事までまかり通ったビッグモーターなど、最早社会には不要、と断罪せざるを得ません!!
ビッグモーター兼重宏行社長の記者会見は酷過ぎる!!
こんな会社の呈すら為されていない会社や経営陣は存在すら消え去るべきだ!!
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ビッグモーターの兼重宏行社長
出典:ツイッター速報
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「朱に交われば赤くなる」のことわざもありますからね。
西武グループをかつて率いてきた堤義明氏が、2004年に発覚した有価証券取引の不正に関する裁判等での反省の弁明は、彼自身が「超」が付く程のワンマン経営者でしたが、それでも「全ての責任は私にある」旨の言葉を言った事は潔かったと思います。
しかし、既に多くの報道やSNSでの拡散がなされていますが、7月25日に行われた、ビッグモーター兼重宏行社長の記者会見は酷過ぎる、いや、記者会見すら不要の内容でした!!
7月25日19時42分に産経新聞 THE SANKEI NEWSが「会見から見えたビッグモーターの企業風土 識者「会社の体をなしていない」」の題で次のように指摘しました。
『保険金不正請求が横行していた中古車販売大手ビッグモーター(東京)で長年トップに君臨し、一代で業界大手に成長させた創業者が25日、記者会見で辞意を表明した。同社では過剰な営業目標が課せられる一方、異常な降格人事が行われ、不正の内部告発も放置された。会見では組織ぐるみの関与を否定した兼重宏行社長(71)だが、企業統治(ガバナンス)の専門家は「経営陣が把握していないこと自体、内部統制ができていない証拠」と指弾する。
兼重氏は25日の会見で、一連の不正が行われた原因について「不合理な目標設定がノルマとなった」と認めつつ、「目標を勘違いした本部長が押しつけたことが不正につながった」との認識を示した。6月に外部弁護士の調査報告書を受けるまで不正は認識していなかったといい、責任の所在は板金・塗装(BP)部門にあるとした。
オーナー企業のトップである兼重氏は強いリーダーシップを発揮する一方、同社には現場の声を拾い上げようとしない〝上意下達〟の空気が広がっていたとされる。同社関係者は「不正の内部告発があっても、管理職と従業員の確執の問題とみなされ、露呈することはなかった」と振り返る。
報告書では「経営陣に盲従し忖度(そんたく)する歪な企業風土」の背景に同社の異常な人事制度を挙げた。営業成績を過度に重視した昇格人事について、兼重氏は「創業当初から抜擢(ばってき)人事」と説明。降格処分についても「まだ十分な力がないという場合はすぐ降格する」「復活した人間もいる」とこともなげに語った。
兼重氏は息子の兼重宏一副社長(35)とともに引責辞任するが、企業統治に詳しい久保利英明弁護士は「自分が辞めれば何とかなり、会社が存続すると考えているとしたら大きな間違い。経営陣が刷新されたとはいえない」と厳しい見方を示す。創業家が今も大半の株式を保有しており、株主構成に変化がないためだ。兼重氏は株主としても経営には口を出さないと明言したが、上意下達の社風や企業統治の改善は見通せていない。
(以下略)』
一方、同日19時39分に同メディアが「「トカゲの尻尾切り」「つぶれないと変わらない」ビッグモーター元社員、経営陣に憤り」の題で、無責任でやりたい放題、会社がつぶれないと変わらない程のブラック企業体質を断罪しています。
更に、7月26日00時39分に同メディアが「「ビッグモーター社長辞任、問題解決ならず」近畿大の芳沢輝泰准教授」の題で次のように酷評しています。
『中古車販売大手のビッグモーターでは兼重宏行社長が会社の株の大部分を保有しているため、経営陣の監視機能を果たす株主総会も開かれず、社長をはじめ経営陣の暴走を止める手段がなかった。企業統治が全くできていない。不正の規模から、利益第一主義という考え方がトップダウンで共有されていたと考えられる。社長が不正を知らないということはないはずだ。
兼重氏と息子の宏一副社長が辞任を発表したのは、不正については知らぬ存ぜぬを通しながら、経営陣として責任を取ることで、自らが被るペナルティーが軽くなると考えたからではないか。昨年3月の内部告発から1年以上を経ての記者会見は遅すぎた。もみ消し体質が働いていたのだろう。
ただ兼重氏は、経営からは退いても株主として意向を反映させることができ、根本的な問題の解決にはならない。今後は、社長当時の関与をどこまで突き止められるかが重要だ。
組織的な不正請求という意味では近畿日本ツーリストの公金不正請求事件と共通する。いずれも企業統治やコンプライアンス(法令順守)よりも、利益第一主義が勝っていた。外部の第三者による厳しいチェック体制を整えない限り、不正はなくならないだろう。』
自動車関連の事業は、文字通り許認可事業です。
そして、自動車保険とは切っても切れない関係です。
このような分野での不正保険請求から、兼重宏行社長の言い訳や言い逃れに終始した記者会見、「支店長が営業マンを殴る」事までまかり通ったビッグモーターなど、最早社会には不要、と断罪せざるを得ません!!
ビッグモーター兼重宏行社長の記者会見は酷過ぎる!!
こんな会社の呈すら為されていない会社や経営陣は存在すら消え去るべきだ!!
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ビッグモーターの兼重宏行社長
出典:ツイッター速報
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