石破茂新総裁・首相のあっという間に衆議院解散の裏には？？

うーん。


自民党の石破茂新総裁が、首相に指名される直前に、衆議院解散を宣言するという異例中の異例の事態。


「小説吉田学校」の映画化でも話題になった、故吉田茂元首相の首相時代、国会審議中の発言が元で衆議院が解散した、いわゆる「バカヤロー解散」以上に歴史に残る事になるのでしょうね。


多くの報道と筆者の感じた事を元に、その裏を分析します。




結論から申し上げれば、石破茂新総裁・首相は、自分の支持勢力が弱く後が無いからでしょうね。


故田中角栄元首相の元で働いた経験などがあるものの、旧派閥の勢力も弱く、それだけ世間や国会議員での支持基盤が無い。
彼から観れば高市早苗氏が保守層で相当な人気があり、小泉進次郎氏などの若手も侮りがたい事は、脅威そのものですからね。（＾＾；）




その辺りを、９月２９日に文藝評論家、(一社)日本平和学研究所理事長の小川榮太郎氏が自身のＸにて、次のように鋭く指摘しています。


『〇岸田総理とは総裁選の晩電話したが、ここまで自分は全力でやって来た
後は石破、高市さんが全力で、国の事をやってくれという思いだとの事、非常に思いの籠った言葉だった
万鈞の言葉、ひたすら国の仕事に邁進した壮絶な重みをそこに私は聞いた
あまりにも異常な誤解のみに包まれた総理だったと思う』


『〇岸田総理が決戦で石破氏に入れろ指示していたというのは誤報。林陣営の指示。林さんの官房長官人事が即決まり、小野寺政調会長も早打ちしたのもそういう事かなと推測。木原誠二氏は高市氏に入れたと。小泉陣営宏池会にはなんらの指示もない。全体に上の指示が緩く、議員判断もかなり多かった。』




『〇こうした人事で総選挙を迎える。高市氏を外した結果それでも勝利すれば高市氏の影響力は限定的だとなるし、高市外しで保守離れが強まり自民党が苦戦となれば、高市氏は政局の中心になる。
〇どちらにしても私は国家100年、思想の完成と若い世代の育成に向かいたい。気力が残っていればだが。』


『【割勘人事】
　人事のセンスが既に……（笑）
石破新総裁は1回目で議員票地方票ともに高市氏に敗けて、議員票に至っては小泉氏75票、高市氏72票に対して46票。
これで高市氏を幹事長で取り込まずにすぐに総選挙に出ると言うセンスに驚く。』


『総裁選は総選挙の為の仕込みでしょ。
その総選挙の為の9人芝居で作り出した知名度と好感度の高い顔をこうも活用できないというセンスは驚異的。』


『次の選挙に圧勝すれば何が理由でも総理の求心力になる。
高市氏、小泉氏、小林氏は華やかな厚遇を今はしておけばいいんです。後から変えればいいんだから。それを総務会長、選対本部長、広報本部長の打診。。
それぞれにうまく地位を使えば実質のある立場ですよ。』


『さすが割勘の人
安倍さんと第二次政権後に話した時、「俺と石破さんと○○（記憶が曖昧）で飯を食ったらさ、石破さんが割勘にしようって言うんだよ。総理と幹事長と〇〇で割勘だよ。いやーさすがにびっくりした」と聞かされた遠い日の事を思い出す、割勘人事。
まあその方がいいのかな…静観します』




石破茂新総裁・首相のセンス、正に割り勘ですなあ～。
静観しておいた方が宜しいのかなあ～。


ただ、筆者は「衆議院解散」という名の奇襲攻撃を仕掛けた彼の行動力は、流石に防衛や安全保障を長くやってきたセンスが発揮されたとも感じているのですよ。




石破茂新総裁・首相のあっという間に衆議院解散の裏には？？
彼のセンスの問題！！





９月３０日、公明党と連立政権の合意文書を交わした自民党の石破茂新総裁・首相（奥右）
出典：自民党の石破茂新総裁・首相　自身のＸ
『公明党石井啓一代表と党首会談にて、連立政権の合意文書を取り交わしました。』


自民党側の席に、何故かよく知られた２人の顔、菅元首相と、森山氏が・・・・。




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