小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月四日 

2016-08-04 | 嘉永四年 辛亥日記
 
また降る。
昼前に沼野正八から肴一籠、その中に酒一徳利入れて送ってきた。料理してみんなで食べた。
米を搗きにやる。
海野より使いが来たので後刻行くと言った。
夜前に行くはずだったが行かなかった。
夜前には村井へ行った。さらに遠藤へ行こうとしたが止めて帰った。
道三丁目の白樫某の葬送で見送りの人が多くて砂ゴミがたつほどだったそうだ。
乞食に一人前200文づつやるらしく大勢が葬列の跡についていくのだ。
白樫某は町方同心隠密方を相務める者らしい。
原兵右衛門よりは猶盛に暮らすとのこと。


コメント
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