台風情報が舞い散る朝、四時起床で6時半の「くろしお」に乗車。
新大阪から「さくら」に乗って広島に9時半に到着。
新幹線口は工事中でツアー一行に無事に会えるか心配。
初めてのツアーで、しかも一人参加なので緊張している。
このツアーは福岡発で一行は「のぞみ」でやってくる筈。
やがて、前日に電話をくれた添乗員のkさんが手を振りながら階段を降りてきた。
バスは大型で参加人員は18名だからスキスキ。二人分の座席に一人ずつでもまだ空いていた。それでも乗降口には座席表が貼ってあった。
申し込み順に前から埋めていくらしい。有料で前の席を確保した人は二人。
後ろの方の席だったがいっそのことと了解を得て途中から一番後ろに座った。
Kさんの挨拶と運転手の紹介を終えるとバスは広島駅前を10時に出発した。
納経帳や白衣や掛け軸などをkさんが集める。まとめて納経をしてくれるのだ。納経帳1寺300円。25寺分の合計7500円を支払う。
納経所の窓口に「お願いします」と差し出して目の前でサラサラと書いて御朱印を押してもらうと有難い気がする。が、最近は納経書きというバイトが書く寺も多いらしいからそれほど拘ることはあるまい。


尾道からしまなも海道を走る。因島、大三島を経て今治市に突入。
橋や無数の島々が霧に包まれてその合間から釣り船が見える。
12時前にお弁当とお茶が配られた。おむすびとちょこちょこと実にシンプル。
来島海峡SAでトイレ休憩。

12時15分。今治のバス停から先達さんが乗ってきた。洒脱そうな人でよかった。

トイレ休憩を挟んで13時半に川之江に着く。
ここからタクシーに分乗して今回はじめての札所の65番三角寺に向かった。
急峻な道で車のすれ違いがこわいような道。ここをザックを背負って歩くことを想像するとしんどいが、歩き遍路用の道があるのだろう。
ときたま薄日が差す程度の曇り空。