七月二十六日
今日は主人と岩一郎が舟行するので人々を休ませた。昨日が休日なのだが京都振りかえたのだ。
小梅は早朝に起き出してこしらえをする。
留守中は静かだ。
昼前に下女のとよが帰った。西長町田中とかいう所に行くらしい。
妹のこいくまで世話して昼食を食べにきた。
四郎左衛門、千太郎、万次郎も学校から舟行に参加。
梶子(梶取)は権七。この者は心立てが悪くて出入りを禁止したけれどしきりに梅本まできて詫びるので、今日は主人が連れて行ったのだ。しかい、やはり良くないようだ。
夕方、みんな帰って来た。ハゼを六十