コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

熱海を歩いてみました。

2015-10-10 21:11:00 | タウンウォーク
今日は熱海をタウンウォークしていました。
熱海って観光地なのですが沼津から近いので観光ってした事なかったんですよね。観光地の名前は聞いた事はあっても行った事がない所ばかりで、この街については仕事ではしょっちゅう来ている割には初心者ですね。
そんな街を今日は少し歩いてみたいと思います。

先ずは熱海から伊東線に乗り換えて一つ目の来宮で下車します。
来宮で下車するのは何年ぶりでしょう、ざっと40年は経っていると思います。いつの間にか無人駅になっていました。

今日は伊東線来宮駅からスタートします。

ここで降りたのは最近パワースポットとして有名になった来宮神社に行ってみたいと思います。来宮駅から歩いて伊東線と東海道線のガードと新幹線の高架下をくぐったところにあります。
鳥居をくぐって参道を進むと正面に本殿があります。ここをお参りした後に本殿の裏側にあるパワースポットとして有名になった樹齢2000年超の大楠を見に行きました。来宮神社の御神木にもなっていて国指定の天然記念物に指定されています。さすがに大きい‼
1周すると寿命が1年延命するという伝説がありますので1周してみました。何周もしたい気分なのですが。
さすがにこの大楠を見に来る参拝客が絶えませんでした。
 
駅からすぐの所にあります。


来宮神社本殿


本殿横の弁天岩。古来神々が宿っていたと言われる磐座(いわくら)。

 
パワースポットの大楠。この楠が人気を呼んでいます。

来宮神社を後にしまして起雲閣に向かいます。
来宮からは坂を下っていく形になります。途中の坪内逍遥が過ごした双柿舎にも行きたかったのですが、日曜日のみの公開でしたので今日土曜日は閉まっていて残念でした。

坂を下りきった所に起雲閣はあります。
1919年別荘として建てられました。1947年旅館として営業され昭和を代表する山本有三・志賀直哉・谷崎潤一郎・太宰治・舟橋聖一・武田泰淳などの文豪に愛されてきました。今は熱海市の文化財として公開されるようになりました。
この建物はNHKの朝ドラ「花子とアン」で撮影に使用されました。
しかし、今ここが旅館として営業されていたら高かったでしょうね。


 


威厳を感じます。昔は周りも落ち着いた感じだったんでしょうね。




庭園に出てみました。

起雲閣を出て海の方に歩いていきます。
熱海親水公園に出ますが熱海の街の前に広がる海をゆっくり眺める事ができます。
坂に広がる熱海市と海のコラボレーションを楽しむことができます。

この感じがアタミって感じですね。

その隣には熱海サンビーチの砂浜の海岸が広がります。
夜はライトアップもあります。

熱海サンビーチ。人口の浜辺です。

サンビーチのそばに昔からある観光スポットの「貫一お宮の松と像」も見てきました。
ここも昔からあるのですが来たのは初めてでした。
 
お宮の松と貫一・お宮の像

この後は海岸沿いを東に歩いて伊豆山方面に向かって行きます。
今日は曇っていますので遠望がききません。やっと熱海沖に浮かぶ初島が確認できるくらいです。
東の方を見ると真鶴半島とその先にある三ツ石も見えました。割合近く感じますが、歩いて行くとちょっと遠いですね。

真鶴半島先端にある三ツ石が見えます。

20分程歩いて伊豆山地区に入っていきます。
走り湯の案内標識がありましたので坂を下って行きます。かなり急な坂を下って行くと着きました。
「走り湯」は日本でも珍しい横穴式源泉で日本三大古泉の一つだそうです。
温泉の熱気と湯気が吹き出していました。
 
走り湯の出口と内部をちょっと覗いてみました。

さて、ここから伊豆山神社を目指しますがここから本殿まではひたすら階段です。
合計837段あるようです。ハードですね‼頑張ります。

少し歩いては息が上がります。体力のなさを実感します。
上を向くと階段しか見えません。途中新幹線の通過音が聞こえてきますがすぐ近くを新幹線と東海道線が走っていました。
更に更に登っていくとやっと鳥居が見えてきました。その前をバスが走って行きました。「バスでも来れるんだ」
鳥居をくぐってもまだ階段です。もう階段はこりごりです。

走り湯からここまで階段で登るだけでもダメージがきました。


鳥居をくぐってもまだ階段は続きます。

やっとの思いで本殿に到着。
ここで有名な話は源頼朝と北条政子が結ばれた地である事。源氏再興を期してここで旗揚げをした事です。
縁結びの祈願としてご利益があるようです。

本殿到着。ヤッター!!って感じです。


伊豆山神社から相模湾が望めます。今日は曇っていて遠望が利きません。

さて、階段を下って再び熱海市街地方面に向かいます。
下り階段は登りより格段に楽ですがふくらはぎに衝撃が来ました。
135号線を今度は西に向かいます。

途中に秋戸郷があります。ここは北条政子が平氏から逃れるために身をひそめた場所という伝えがあります。

もう一度市街地に戻ります。
熱海七湯めぐりという源泉巡りもできるようですが今日はやめときます。
市街地にある間歇泉の大湯というところを見に行きましたが、残念ながら出ている時間じゃなかったです。
隣に昔の電話ボックスが残っています。中に緑の公衆電話があり実際かける事もできます。

熱海七湯めぐりのひとつ「川原湯」です。次回七湯めぐりなんかしたいです。


大湯です。残念ながら間歇泉は見られませんでした。


市外電話発祥の地。大湯のすぐ隣にあります。

今日はこれでタウンウォークを終わりたいと思います。
熱海の街を歩いてみてイメージが変わりました。
熱海というと大きなホテルのコンクリートが並んでいるイメージでしたが、一本裏道に入ると風情のある木造の旅館や民家があり落ち着いた雰囲気があります。

歩いてまわると思わぬ発見があって面白いですね。
身近な町でももう一度歩いてみるのもいいですね。