コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

さいとうラーメン店(浜松市天竜区)

2015-10-31 22:40:19 | グルメ
タウンウォークの昼食に天竜区のさいとうラーメン店に行きました。
外観は町の定食屋って感じです。12時ちょっと前でしたが席は7割ほど埋まっています。カウンターが空いていましたのでそちらに座りました。
メニューを見ますと基本ラーメンと餃子です。
何故か気分的に味噌ラーメンをそれも大盛でオーダーしました。

さて少々間があって出てきました。見た印象は器が大きいのとスープが多いです。
さてスープ。結構あっさり系ですが何か昔のラーメンってこんな味だったかなという事を思い出させてくれるような味でした。
麺は太いのを想像していましたが、細ちじれ麺です。まあよく合っているように感じました。
しっかりしているのはチャーシューです。厚めに切ってありますが食べやすかったです。

具はもやしとメンマというシンプルな取り合わせです。
オーダーは醤油をオーダーする人が多かったですね。
昔ながらの味を守っているところに嬉しくなる店でした。

天竜区(浜松市)の二俣界隈を巡ってきました。

2015-10-31 18:29:15 | タウンウォーク
今日のタウンウォークは身近に浜松市天竜区の二俣を歩いてみました。
ここもいつも仕事で行っている割には訪れた事の無いスポットが多い所です。

ここに行くまでのアクセスは公共交通機関の場合はあまりよくありません。
まずは遠州鉄道の上島駅まで約30分歩いて行きます。ここで遠鉄の赤い電車に乗って終点の西鹿島駅で下車。まずは天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅を目指します。これから天竜浜名湖鉄道に乗り換えてもいいのですが時間がたっぷりありますので歩いて行く事にしました。
 
遠鉄の終着駅西鹿島。天浜線の乗換駅でもあります。ちょっと山小屋風です。今日はここからスタート。


天竜川を渡る鹿島橋から隣の鉄橋を天竜浜名湖鉄道が渡って行きました。

さて、テクテクと歩いて天竜二俣駅に着きましたが駅の横に2両車体が係留されています。
キハ20443とナハネ20347です。キハ20443は国鉄時代ローカルを走っていた気動車です。天浜線の前身国鉄二俣線でも活躍していました。
ナハネ20347は旧式なブルートレインの車両です。
 
この車両は中に入る事はできません。


駅前にはかつて二俣線で活躍したC58が静態保存されています。かなり錆がでていますが手入れされていないのでしょうか。


天竜二俣駅。この駅舎国指定登録有形文化財に指定されています。ここで転車台見学ツアーがあります。

この見学ツアーはやはり親子が多かったです。オジサン単独参加はコヤチンともう一人くらいかな。
この駅駅舎以外にも登録有形文化財となっている物が多数あります。
 上下線プラットホーム

 貯水タンク

 運転指令室等の建物

 扇形車庫と転車台

以上が登録有形文化財です。いっぱい残っていますね。
さて転車台の実演になりました。一台の気動車が入ってきて転車台の上で停車して向きを変える作業を見せてくれました。
 転車台の実演です。



このあと、鉄道歴史館という資料を集めた部屋に案内してくれました。
国鉄時代の遺品も数多く駅名とか国鉄時代の駅名を使ったものが多くありました。
 
駅名標やサボなど懐かしい物が数多く展示されています。

 
遠江森駅の運賃表とタブレット

 腕木式信号。今は使っていません。

これで転車台の見学ツアーは終了です。
次は歴史の旅になります。

まず行ったのは鳥羽山城址です。先程渡った鹿島橋の方に戻って山を登ります。ちょっと急な坂ですので足に負担が来ます。
頂上について石の階段を登りますが、あまり整備されているとは言えないです。
 こんな石段を登ります。

登りきったところが本丸跡です。
 本丸跡。

この鳥羽山城は天正3年(1575年)徳川家康が武田氏の籠もる二俣城を攻めたときに本陣を置いた所で当時は対峙した二俣城との間に天竜川が流れていたようです。
この山から浜松方面を見通せます。
 
すぐ下に鹿島橋、遠くは浜松のランドマークのアクトタワーが見えますが、電線が邪魔です。




眼下に天竜川が流れていますが木が遮って見通せません。

鳥羽山城から二俣城に移りますが山を下山して再び登る事になります。
距離的には少しなんですが鳥羽山城の下山の坂は斜度があるので足に大きくダメージを与えてくれます。

坂を登り二俣の町が見渡せる所に二俣城の入り口があります。
この城は武田信玄・勝頼親子が徳川家康と争った事は先程書きました。
 
石垣が残っています。ここもすぐ下を天竜川が流れていますが木が景色を塞いで見渡せません。


入口からは二俣の町は見渡す事が出来ます。

二俣城を下って二俣の住宅街を歩いて、この地の偉大な出身者本田宗一郎の記念館ともいうべき「本田宗一郎ものづくり伝承館」に行きました。
 「本田宗一郎ものづくり伝承館」旧二俣町役場です。

入場は無料です。ホンダのバイクが数点展示されています。今日は企画展で宗一郎が描いた絵画の展示もありました。
 ホンダ初のモーターバイクホンダC型

 これもホンダの代表作「スーパーカブ」

 本田宗一郎像

ものづくり伝承館を出てすぐ近くにマルカワの蔵叉水があります。約130年前の明治時代に呉服屋として建てられたもので、その後は酒屋として栄えました。建物がそのまま残っています。

 マルカワの蔵叉水。

更にこの近くには細い通りに蔵が建つ雰囲気のいい場所があります。又、表通りにも蔵が建っていてレトロな病院ものこっていました。
 



二俣の町から三度鹿島橋方面に戻りトンネルを越えて鹿島橋の手前を入った所に「筏問屋 田代家」の住宅があります。
鹿島五カ村(北鹿島村、西鹿島村、瀬崎村、佐崎野村、川口村)の草分けで、江戸時代には北鹿島村の名主と渡船場船越頭を勤める一方、天竜川筏の受け継ぎ問屋も経営していた旧家です。
家の中には調度品などが飾られていました。
 
江戸時代の建物です。 筏も展示してありました。

確かに旧家らしく庭園も広く多種の木々が植えてあり季節毎に楽しめそうな所でした。

この後は鹿島橋を渡り西鹿島から再び遠鉄に乗って帰って来ました。
行った事の無い所を訪ねられて良かったと思います。惜しいのは鳥羽山城と二俣城からの展望できるようになっていたら来る人はもっと増えるんじゃないでしょうか。
どうも整備が中途半端な感じがしました。
でも秋の気持ちいい一日を過ごせてよかったと思います。