私鉄をまたぐ二つの陸橋と名神高速道路に囲まれた小さな町。
6月1日に二つ目の陸橋(写真上)が開通した。計画から何十年とかかった
そうである?僕はその頂上に立ってみた。僕が育った名神高速道路の向
こう町は見えなかったが、なぜか懐かしく、梅雨の際中なのに独特の土臭
いじっとり感を感じさせない、爽やかな田舎っぽさ、そして帰りがけには
蛙がケロケロと鳴く、これ以上田んぼがなくならないでほしい。
都市化が止まって欲しい。いつまでもと心に叫ぶ僕がいた。
高速道路の向こう町で小学校、中学校、高校と過ごした思い出が甦り
暫し橋に留まっていた。
当時と随分変わった風景。向こう町から見たこの町も変わり、変わらない
のは、自分だけのような気がする。歳をとるってこういうことか?