春めく日差しの中で、おやつの時間である。屋外で食べる楽しみは
計り知れない。昨日催した餅つき大会で炊き出しに使ったマキがまだ
残っている。燃え尽きた墨は畑に使用するという。なんと自然に優し
い?でもCO2が出てだめだろうか?僕は昨日薪がもえる光景をみて
子どものころ育ったストーブの留守番を思い出していた。ちろちろ
燃える炎を見てると飽きない。母は織物組合で小使いさんをしていた。
僕はストーブの留守番役、誰に教わったか知れない石炭を入れること。
ストーブの上には大きなヤカンいつも暖かいお湯が沸いている。
来客があると事務員さんがおちゃを入れに来る。昼食にも使う、その
度に何かしら声をかけてくれた。ストーブ留守番といっても自分が
暖まっているだけだったろうか?宿題も教えてもらったこともあった。
一人の時は燃える炎をみて癒されていた。こころまで暖かくなるので
ゆったり気分になり、悪い考えが浮かばない。今のこどもは火が燃える
ことしっているだろうか?煙が目に沁みることしっているだろうか?
熱いお茶が美味しいこと知っているだろうか?日本のすばらしさが
判るだろうか?さみしい!そして空しい!