切り絵

浮世絵を切り絵に

広重 名所江戸百景 四つ木通用水引ふね

2017年05月11日 | Weblog

四つ木通用水引ふね

蛇行して流れる引舟川の様子を大胆な構図で描いた一図。引舟川は江戸の北東、現在の葛飾区周辺の田んぼの中を流れており、万治2年(1659)に完成した亀有上水がこの堀割の始まりとなった。当初は深川一帯に飲料水を供給することを目的としたが、のちに干拓用水や農民たちが物資を運ぶ水路として活用されるようになった。曳船が三艘描かれる。遠方の川沿いには船着き場の屋根が見える。遠方の山は日光連山であろうか。川沿いの道は四ツ木通り、曳船通りなどと称された。

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