切り絵

浮世絵を切り絵に

六十余州名所図会 河内 

2022年11月21日 | Weblog

河内 牧方 男山

河内国(大阪府)は東南に山岳を擁し、淀川が西北を、そして大和川がその中央を流れて、交通の利便さにより発展をみせていた。枚方は淀川の水駅として名高く、徳川幕府はここに船番所を置き、上下の舟をきびしく監視して、伏見と大坂の間の航行を掌握していた。男山は河内と山城両国の境を接する海抜百四十米、この北方に淀川を臨み京師への関門となっている。有名な石清水八幡宮の西にある。淀川の曲がった川筋には悠々として水が流れ、それに応ずるがごとく男山が泰然と上空を圧している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする