この前の青九谷の青と似てはいるが独特な青の釉薬を効果的に使った益子の鬼才故加守田章二、その加守田窯と名乗るこのぐい呑は白血病闘病末期の遠野で妻の手を借りて作られた合作というがどうだろう、晩年の作という花瓶などにもこれと似た模様のものを見掛けたことがあるが、もっと青が強かったかなぁ。
益子近くの河内町の骨董屋加藤美術という店が川越不動骨董市に出店していて、そこの親父は何でも鑑定団などで益子焼の鑑定があれば俺のところに持ってくるとホラ?を吹いていたが、やはり詳しいことは確かで、加守田章二の生前をよく知っているらしく、その奥さんとは今でも親交があるらしい。
でもこういう書込みがあるということは完全な本人作ではないことの証明ですよねぇ、この1年前にも夫婦連名のぐい呑を売っていたのを知っていたから、ビッグネームにつられて多少は大家の手が加わっているかなとこれを買う気になったのだが、箱への書入れは繊細な細い字体で奥さんの筆になるものかなとも。
塗り残し部の細い白で枠どった独特な色の組合せのデザイン、やはり雰囲気はいいよなぁ、灰色に青が少し入った部分なども本物っぽいけどね。
2009年4月からの再掲ですが、その後に益子陶器市でだったか加守田章二の息子という人に出会ってこれについて聞いてみたら、母と自分の合作ということであった
二日前から軽井沢に来ていますが、昨日の朝は寒かった、最低気温の予報は3~4℃ということであったが実際は0.3℃だったとか、菅平や野辺山は零下ということであった、5月下旬でも信州では冬支度を仕舞わないようにしておかないといけませんな。