八幡平に敢えて梅雨時に行くのはもう3回目になるか、東北全体とすれば秋以外ではこの時期に旅行することが多い、本州でも北部は意外と6月末から7月初めにかけては雨が少ないんです、それと東北地方の1000mを超える場所ではこの時期は高山植物の花が豊富で、温泉だけじゃなく山野草愛好家なら狙い目の時期だと思うので。今回は秋田から青森の温泉地を巡りながら見つけた花の写真をいくつか、アチコチに普通に咲いているんです、山歩きすればもっとたくさんの花が見られるんでしょうけど。冒頭写真は八幡平の最高点付近、1400mぐらいの場所の風景で森林帯の上の高さとなっています。
次の写真は蒸けの湯にあった八幡平の花の写真、これは大沼近くのビジターセンターが作ったパンフレット2種類の一つの裏面でした、それらは1枚20円の実費で買えます、今年は熊が多いそうで鹿角だけじゃなくこのあたりでも定点カメラに写っているとかで館内で常時放映されていましたよ。
至る所で見られた小灌木にウワミズザクラを小型にしたような花が咲いていて、綿みたいに舞っていた、宿や売店の人に聞いても分からなくて、あまりにも当たり前にあるから盲点になっているのかも、ヤナギの一種でヤマヤナギというらしい。
こちらに来ると道路沿いの木に巻き付く蔓に白い花が至る所で見られる、ツルアジサイです、これは東北に特有の植物なんでしょうか。
草かと間違えるぐらいの大きさで白い花を密集させて咲いていました、葉を見ればシャクヤクを小さくしたような木でした、イソツツジです、藤七温泉付近では群生している場所がありました。
最初コケモモかと思ったらもっとが咢片が赤くてアカモノというんだそうだ、イワハゼともいわれるそうで秋にはコケモモと同じように甘酸っぱい赤い実がなるからまたいらしてくださいと。
ウラジロヨウラクとイワカガミの花が咲いている場所を、これらも藤七温泉周辺で多く見られたもの。
ウラジロヨウラクのヨウラクは菩薩様の胸に飾られている瓔珞から。
イワカガミは昨年よりも早く咲いたようで群落があった場所ではもう終わっていたが、ほかの植物との競合地ではまだいくつかが。
ハクサンチドリはアスピーテラインを走っていたら道路沿いのアチコチに見られた、ほかの植物より高くと花茎をのばし赤い色の花で目立ちます。
この白い花はハクサンボウフウだと思いますが、これも名前にハクサンと付いているが、八幡平でもハクサンチドリとともに各所で。
ミヤマキンポウゲも黄色の花色が鮮やかで道路沿いでも目立っています、キンポウゲの種類としてはやや大型に育っているんですね。
奥入瀬ではこれも至る所で見られた白い花を休憩所の売店などで聞いたら名前は分からないと、あまりにもありふれたものは気にしないんでしょうね、調べたらオニシモツケだそうだ。シモツケソウは赤い花でもう少し小型、これはかなり大きくなる種類なのでオニとつくのかどうか。
渓流沿いで咲き始めのヤマアジサイを、このあたりではこれから咲いてくるらしい。