
冒頭写真は九谷と萩のコーヒーカップを並べたもので、20年以上前に山陽から山陰を回り、さらに能登まであしを伸ばした1週間の旅行の際に買ったもの。その当時カップ類を各地で買い集め始めて暫らくした頃で、ようやく下の子が中学受験を終えて遠出の旅行ができるようになった。
九谷焼は市内に一つだけ残る窯元で観光名所になっていた光仙窯のもの、当時から色合いはこういう感じのものにいっていたんですねぇ。右の萩は確か薪窯で焼いたものだけを置くという看板を出して70歳手前ぐらいのニコヤカなお爺さんがやっていた小さな店に入って、この中ではこれが一番出来がいいと薦められたもの。お値段は萩の方が2倍のお値段であった。確かに使いながら感じる重厚感は萩に軍配を上げる。
ほかには以前に紹介した信楽とは異なる窯のコーヒーカップ3個、いずれも土を見せている造りだが本来の焼〆とは違う、信楽としては安いものだが案外と気に入って使っている。でも現在の第一人者春斎の物と比べるのはどうもねぇ。
もう一群は玉石混交ではあるが各地の焼物で、手前左は丹波立杭焼墨流し柄のカップ、手前右は出石の白磁、奥右は沖縄壺屋焼、奥左は倉敷の酒津焼のカップである。沖縄以外はいずれもその地に旅行した際に買ったものである。
この中の使用頻度は沖縄のものが一番である。カップの下に敷いてあるテーブルセンターは確かエクアドルのものじゃなかったかな。