関西に住む義妹がお盆休暇で来軽したので、昨日は旧丸子町の信州国際音楽村にある全員がお気に入りのスペイン料理店壺屋に出掛け、ついでに別所温泉のあいそめの湯にも立寄ってきた。12日が義母91歳の誕生日だったこともあって。
10時に浅間サンライン経由で農産物直売所滝原村の野菜だけを買込んで一目散に走れば、11時半開店のかなり前に着いてしまった。大昔ここには壺屋の姉妹店のイタリアン杉屋があったのだが、その建物は見当たらず、さて壺屋はと見回せばホール棟の奥にあるのを見つけた。少し間があるからと店とホール入口のあいだにある芝生広場に登るとこれが思わずヤッホーと叫んでしまう絶景(冒頭写真)、浅間山は高い山々の右端に雲が半分だけかかってかろうじて茶色がかった頂上を望むことができる。
壺屋からはこの東側と南側の2方向の眺望が望めるという、景色も大変なご馳走となっているのです。昨日予約を入れようとTELしたら、以前の別所温泉近くの本店の電話は現在使われておりませんと、ネットで調べたらこちらに移ったのですね。我々は昔の本店が出来てすぐからの御用達だったのだが、今回聞いてみたら3年前にあちらは引き払ったそうだ、昨年は家の事情であまり軽井沢に来られなかったけれど、一昨年も利用しなかったとは。
この店ではコースもあるのだが我々はいつもアラカルトで注文、老人を含めて4人で注文した内容は
・スペインハムとチーズの盛合せ
・壺屋のサラダ
・タパスは黄金シャモのガーリックオイル煮
・自家製ソーセージ
・ポテトのトルティージャ
・オニオングラタンスープ
・パエリア(中と小の中間で米1.5合)
飲物は運転手の僕はノンアルコールビール、義母はジンジャエールで女房と義妹だけが白ワイン、デザートは女どもだけとって最後のコーヒーは老人抜き3人で締め。
景色を取り込む窓からは自然の風も気持ちよく、さらにこの店でもうひとつ楽しいのは画家志望でスペインに留学していたというオーナーが描いた皿が取り皿として次々と出てくること。12時ぐらいから食べ始め1時過ぎまで、旨い旨いと腹一杯はこの店ではいつものこと、今回は老人がいて実質は3人だからオニオンスープにしてブイヤベースを頼まなかったのだが、そちらにしていたらパンクしていたな。最近は食が細い義母もこの日は美味しいとかなり箸が進んだ様子。あとから入ってきた他の客はパスタやピザを注文していたようだけれど、やはりこの店ではスペイン料理でしょう。
しばし店で休んだいたらかなり客が入ってきたので、次はここから近い別所温泉の新しい施設あいそめの湯に向う。あいぞめとは北向観音の境内に祀られている愛染明王が由来、それと境内の大きな桂の木からヒントを得て生まれた川口松太郎の小説愛染かつらも有名だからでしょう。この施設が出来る前は共同浴場が鄙びた味を出していたのだが、ずっと行っていないから利用客の様子はどうなっているかな。昔に入った共同浴場の石湯などかなり熱くて浸かるまでかなり往生したよなぁ。
泉質は硫黄臭がする単純硫黄泉でこの付近は全て硫黄泉、表示にPH8.9、源泉の温度50.9℃、蒸発残留物297mgとあった。内外に浴槽が一つずつでやや温めに設定してある露天からの眺めは思いのほかいい、サウナはないが追加有料の岩盤浴がある。
帰りには上田市内に入り、観光客などで賑わう飯島商店でジャムをお土産に買い、この前食べたhalutaのパンを求めて山荘に戻る。浅間サンライン沿い東御市にあるツルヤでみまき豆腐があったので、晩飯はこれと朝買ったトウモロコシとエダマメなどで軽くしようねということに。