今年は遠出は少なくなって上田方面はこの前の7月24日以来、その時は暑くて子犬のゴン太を車で待たせるわけにいかずで温泉には入らずに帰ったのだが、ここ二日間東信地区は雨模様で涼しくなったから、これならゴン太を小一時間ぐらいなら車に残せるからと、お気に入りの泉質の田沢温泉の公衆浴場である有乳湯(冒頭写真)に行ってみようかということで。
雨で眺望は期待できないから内湯だけの公衆温泉でちょうどいいと、それに青木村のその温泉には今年はまだ足を延ばしていないし、湧水代わりにペットボトルに温泉水を汲んでくることもできるしと、それと老母はおいていくから丸一日は出ているわけにもいかずで4時前には戻る予定で10時半過ぎに山荘を出る。
上田ではちょうど昼時になって手っ取り早く食べられるだろうと、この前は犬連れでは日陰が無いから入らなかったアリオ上田に入り、2Fのフードコートで安い食事で済ましちゃうことに。このショッピングセンターは大きいです、佐久にはイオンがあったけど上田にもこういう大型施設が出来て賑わっていますねぇ。フードコートというのは今ハヤリのスタイルのようで、入っている店は全国どこにも展開しているお馴染みの店が多いみたい。今回は聞いたことが無い店だとカナル食堂というところのマグロ丼、まぁ安いから文句は言いません腹に入ればいいというくらいで食べることとなった。
アリオ上田のフードコート
鮪づけ丼と鮪テール丼
イトーヨーカドーではこの日は果物が安くて、なんとセシウムの風評被害のためか福島産の見た目には見事な桃が一箱16個入りで1000円とは、大勢家族ならすぐ買っちゃうのにね。北海道産のデンスケスイカも中ぐらいのが500円というからこれは買ってきたが、信州産とはいっても養殖だろうという鮎塩焼が420円というのはチト高いとやめておいた。
そのあとは青木村の田沢温泉に直行、土曜日なのにまだ早いからか空いていて、38℃ぐらいのぬるめの湯に浸かりいい湯だなと。ここの湯は鮮度がいいということもあるだろうけれど、浸かっていると微細な泡が体中にまとわりついてくるという貴重な泉質で、湯の柔らかさも抜群、洗い場の蛇口から出るのも温泉だし、風呂に注がれる湯は飲泉もできるという本物の温泉なのだ。これで内風呂だけということとシャンプー類が無いということで200円の入浴料、あんまり知られると小さい公衆浴場だから大変なことになっちゃうな。このすぐ隣には島崎藤村が滞在した老舗旅館ますやがあるが、昨年泊まった時に入ったそちらの湯では微細な泡は出てこなかったが、新旧の源泉の差があるんだそうだ。
有乳湯の浴室
外には足湯も
湯から上がって帰る前に、入口右手にある源泉が流れ出るバルブから温泉水をペットボトルに汲ましてもらって、これは煮物などに使うといいんだそうだが、高血圧、動脈硬化、糖尿病にいいとなると毎日コップ2杯ぐらい飲んでもいいんじゃないかと、我々ぐらいの年配者には効能が嬉しくなっちゃうね。
ドンドン流れ出る温泉水が汲める
軽井沢に戻る途中で温泉からすぐにある道の駅あおきに立寄ったら、ここの農産物も安いですねぇ。でも桃はさすがに100円はしていたが地元産スイカはヨーカドーとドッコイドッコイのお値段。鮎塩焼なんぞは290円というから買って帰って夕食で食べたが、養殖ものだってこのくらい立派なものは旨くて、天然ものじゃなくてもハラワタまで食べられたぞ。
こういう天気だと犬連れでもいいから、逆手に取って行動できるという面もあるね。軽井沢はここ数日はヒンヤリしていて上田まで来れば皆さん半袖だから、そういうことでも出掛けて良かったかな。