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第一日目の宿は阿賀町は麒麟山温泉の古澤屋で、昨年の秋に初めて泊まって目の前の阿賀野川の大きな流れを望む絶景が見事と、それが露天風呂からも眺められ、適度のぬるゆで長湯が楽しめたのが気に入って、その時に秋の紅葉よりも向こう岸が杉の森で緑がそろった頃の方がいいいかなと、工人まつりの奥会津からも近いということで予約をしておいたのです。麒麟山温泉は今は二軒だけとか、もう一軒は絵描きの宿と謳っていて派手な温泉街などとは無縁な場所、どちらも落ち着いた和風宿でかなりの老舗じゃないかと思われます。
パンフレットより
雪つばきと山野草の宿とパンフレットに、庭は茂り過ぎではあるがこの時期はアヤメとヒメサユリが
客室からの眺め
上流側
遠景の雪山は飯豊連峰
鳥の営巣地らしい小島が
鳥たちが集まる場所を更に拡大
なんといってもここは温泉に浸かりながらの絶景を楽しまなくてはいけません、ぬるめの柔らかい湯が気持ちがいいのとすぐ目の前が阿賀野川というロケーション、対岸の杉の森の隙間にちょっとだけ磐梯西線の列車が遠くからの音とともに時折見えて、休日の昼間なら蒸気機関車の雄姿も見られるのかなぁなんて、この立地状況は実に素晴らしい、今回は飯豊山が見られたのも幸いでした。
パンフレットより、温泉は阿賀野川を望む
温泉分析書、泉質は中性のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉で泉温は35.4℃というから少し沸かしていますね、柔らかい湯です
夕食は部屋出しで自家製という果実酒から始まって暖かいものは順次、我々にはこのくらいでもご飯はどうしようかなと、お吸物だけで切り上げて十分となってご馳走様でしたと、どれもが家庭では作れない料理で新潟らしさも出していたような。
お献立
夕食膳、日本酒は地酒の麒麟山と麒麟という銘柄がサービスで
果実酒
前菜 小鉢
八寸
造り
台の物
焼物
揚物には稚鮎が
お吸物 水菓子
翌朝はやや雲が多くなって初めは小雨交じりの天気で、飯豊山は隠れてしまったが川沿いに低く雲がたなびき墨絵の世界が現れてきた、これも一興といえる風景ですねぇ、山紫水明のこの土地にふさわしいような、確かにどんな場合でも絵になるところですねぇ。
上流側
下流側
鳥の住処を
更に拡大
鳥も活動開始
少し晴れ間も出てきた時間帯に汽車の姿が
拡大して磐越西線の車両を
朝食は昭和レトロの雰囲気がいい造りの食堂で、お盆の中の料理とご飯と味噌汁以外にバイキング形式でいろいろな惣菜が用意されていて、お好みで好きなだけとって食べることとなります、食後のコーヒーもセルフで好みの濃さのものを、朝はシッカリ食べるのが常だがこれだけあるとやはり食べ過ぎになりますな。
朝食膳
最後はヨーグルトとコーヒーを
二日目は会津若松に戻って東山温泉泊りだからユックリの旅となります、9時半に宿を出てまずは阿賀町の周辺を巡って行こうかと、このあたりは探索したことが無かったので。