ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

庄内、村上お雛さま巡りの旅 第一日目 22日(日)

2009-03-29 14:45:58 | 旅日記

 3時半に起きて中華街で買った肉マンで軽い朝食、暗い中を愛犬の散歩まで済まして早朝5時に出発、首都高から東北道を一気に走って仙台中心部に直行して10時には三越デパートの駐車場に停める。仙台までならそんなには距離は気にならないが、盛岡となるとこれに比べる遠いなぁといつも感じる。

 10時は店が開くギリギリの早すぎる到着でひとまず周辺をウロウロ、メインの商店街もこれから開店というところが多いしあまり目ぼしい店も見付からない。駅ビルには鮨屋街や牛タン街など観光客目当ての施設があるらしいが、中心街は首都圏と同じような店が並んでいて何処に何があるやら、広くて分散しているからよほど下調べしてこないとダメ。観光地図を見つけて調べると、牛タン焼の店がいくつかあるのは分かるものの他の店は名前からはどんなものか判断つきません、かき料理で有名なかき徳だけは知っていましたがそんなに歩き回って調べることもできないしね。ちょっとばかり気になったのは表通りに小さく開く奥深い通路があって飲食長屋らしきが並んでいる場所がいくつかあること、いかにも妖しげで夜の部ならかなり面白そうではある。デパートに戻って朝が早かったし手っ取り早いからと地下階食品フロアで既に開いている伊達の牛たんのイートインコーナーに入る。メニューを見ると通定食というのが840円とばかに安い、いつも夜が腹一杯になるからこのくらいがよいかと注文。出てきたものは牛タンがたっぷりでこれは食べ過ぎになってしまう、切落としを独特に調理したと説明書きがあったが本格炭火焼の風味は無いもののまずまずの味ではありました。かなり以前の東北一周旅行中の登米で買った味噌が旨かったからと、食品売り場で佐々重と庄子屋2醸造元の仙台味噌だけを味比べにと購入する。さらに近くのかき徳に立寄って販売している真空パックかき加工品を買おうとしたら冷蔵保存だから旅行中では自信無いと言われ、かきグラタン1個だけをレンジしてもらい味見する。昼時で並べられた弁当の内容を見たらかき飯にかきフライとかき入りコロッケだと、これは旨そう、次にもかきシーズンだったらこの弁当にしようや。

                  

                                       通定食とかき弁当

昼から小雨模様となった中、仙台から一般道R4で北に向うが途中には色麻町で農業公園の看板が目に付いた程度で何も無く旧岩出山町市街に入る。竹工芸館(冒頭写真)というのがあったので寄道、篠竹で竹籠造りの実演もしている施設でお土産品を売っているが、国産の竹籠はいいお値段ですねぇ。ちょうど施設の受付係のおばさんの知り合いが来ていたとかでコーヒーのご相伴にあずかったので、お茶請けに出された岩出名物のアッサリしたかりんとうぐらいは買っておきましょうと。観光マップをもらって有備館という岩出山伊達家二代城主の隠居所でのちに家臣の学問所になったという茅葺建物と廻遊式池泉庭園を見物。この町は小京都としての雰囲気を残すとともに、関ヶ原後に青葉城に移る前に米沢から入った伊達政宗が暫く居た土地でもあって、歴史の雰囲気が漂うところがいいかな。あ・ら・伊達な道の駅なる面白い名前の施設で2年前に食べたランチも美味しかったし、農家レストラン凛菜・上の家もTVで紹介されていましたね。でもこのあたり合併で大崎市となってこれまでの市町村名が消えてしまい、古えに大崎氏という一族の支配地といっても全国区じゃないからどうしてこの市名になったか分からないよね。

                       有備館

つぎの経過地の鳴子では世田谷ボロ市にも出店していた中澤太鼓店に立寄って、昨年大和の骨董市で買った木彫面を見てもらう。ここでは2年前に今出来のかま神さまを買ったのだが、それらより眉毛の上の張り出しが少ない面相ながらこれも竈神さまといってもいいだろうとの親父さんのご託宣。一目見て出来がいいそうでこれだけ堅い木を上手に彫っていて彫手の腕がいいと、それにもう100年以上という骨董価値もあるよと。購入値段を聞くから答えたら、それを売ったヤツは何も知らないなと、俺ならもっと高値で買ってもいいよだと言うのには僕もニンマリ。飾るには北向き以外ならいいそうで、さらに面には釘を打ってはいけないとも忠告された。

この日は早めに鳴子温泉の奥、中山平温泉にある秘湯を守る会でウナギ湯を名乗る旅館、琢秀にチェックイン。あとで気が付いたのだが、ここは山形県最上町の赤倉温泉にあるこれも秘湯を守る会の旅館で2年前に泊まった三之亟にも近い。このあたりには秋田県側にも秘湯を守る会の鷹の湯温泉があるから、温泉好きを自認するにはまだまだ来なくちゃね。ウナギ湯という温泉はここでも2軒だけの泉質ということだが、確かにヌルヌルの湯でこれまでで一番の滑りかただ。含硫黄・ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉で源泉の温度は100℃とか、PHが9前後の強アルカリでかつメタ珪酸が多いからこんなに滑りがあるのかな。食事前に三箇所にある内湯や露天を全部回る、翌朝には男女入れ替わった風呂にも入って一箇所の女性専用1箇所以外は7浴槽全てを制覇したぞ。食事処は安い料金客は大広間だが畳に椅子式となっていて、座るのが苦手な現代人に合せているし、足が悪いお年寄りにもいいでしょう。お品書きを見ればシャレた割烹料理風で中身もまずまずかな、量のほうもほどほどで最後に僕だけ御飯一杯で終了。

                           

                             


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