
5月下旬には一週間弱を軽井沢で一人暮らしをしてきました、この時期は例年よりも陽気が良かったゴールデンウィークよりもさらに季節は進んでいて、昼間は暑いぐらいであったが、夜はさすがに気温は下がって、熱源は僕一人だけだから膝掛けぐらいはしていないと寒くて、さらに体内からも暖めるためにアルコールの量が増えてしまった。山荘の庭や周辺では緑が濃くなり雑草も伸びだしてきていて、花も一部は上旬から残っているものもあったが、いくつか入れ代って咲いているいるものが見られて、半月ぐらいおきに来ないと見逃してしまう草花もあるはず、なるべくこのくらいの頻度で来たいものです。
樹木では周辺ではニセアカシアの白い花があちこちに目立っていたが、山荘の庭では自生していたヤマツツジの花が見頃、僕はこの花の色がツツジでは一番好き、ややレンガ色がかった赤が透き通るような感じで、花の姿も楚々としているところがいい。
上旬からまだ咲き続けているのがサクラソウと四季咲きヤマブキソウ、我が山荘の庭では周囲よりも季節の進み方が遅いみたいで。
上旬には蕾だったユキザサはもう花の終盤となってしまっていた。
日陰を好むルリソウは今がちょうど、ワスレナグサは横に増えるがこれは株毎に立った姿で生える、葉だけの時は雑草と間違えて抜かないように注意しないといけません。
西洋ジュウニヒトエは増えて困るぐらい、毎年間引いて道路側とかに植え替えている、増えてもほっといていい場所に今年も植替えよう。
黄花と赤のイカリソウは終わってしまっていたが、白いイカリソウはこの時期が盛りに、梅花イカリソウのほうは分かるのだが、もう一つ薄くやや紫色がかった花のほうの名前は何だろう、葉の形も梅花イカリソウとはやや違っていて周辺に小さなギザギザがある。
バイカイカリソウ
種類が不明なイカリソウ
園芸種だと思うミヤマオダマキではこの株だけが真っ先に咲いていた、庭には他にも種から増えたものがいくつかあって、それらの株の花は6月になってからでしょう。
自生していたスズランにも花が、北海道のスズランとは姿が違うような、ここのはもっと地味な花付きです、傍に見える黄色い花はキジムシロ、これも増えたら間引いてやるつもり。
これはアマドコロです、茎が角ばって手触りが強く感じる、やや丸みが感じられるナルコユリではありません。
キバナホウチャクソウは横浜の庭から移植したもの、白い花のホウチャクソウみたいにやたらには増えないのが逆にいい。
シャガは昨年から咲くようになりました、日陰からやや日光があたる場所に植え替えたのが良かったような。
自生のコンロンソウは今年になって各所から出てきて、これ以上増えてきたら困ることになりそう、地表を横に這う茎が伸びて繁殖するとか、地味な4弁の花からはアブラナ科ということが分かりますね。
周辺に群落があるベニバナイチヤクソウには花がいっぱい立ち上がっていて、今年は例年よりも咲くのが早いと思います。上旬には庭の一株に蕾が見られただけだったが、半月も経ったら日陰の群落の各所にもう開花していてアッという間にという感じ。
ジエビネは上旬に蕾が出たところだったもの、下旬には咲き始めてきていたがまだ完全には咲ききっていない状態。
ギンランはいくつかの場所で自生していて、これが一番早く蕾を膨らませていた、この野生蘭は土壌のバクテリアとの共生があるらしくて、植替えなどするとダメになってしまう。
まだかまだかと咲くのを待っていたが帰るまでには遂に開かなかったヒメサユリ、一株だけで昨年も蕾だけしか見られなかった今年も、次回は6月第2周ぐらいに来るつもりだが、花が残っていてくれるかどうか。
上旬にも花は終わっていたエンレイソウには実が出来ていた、形状は違うがシラネアオイのように頂部に、これが土に落ちて新しい株に育ってくれるといいのだが。