ここにきてやっと暖かさを実感できる陽気になってきたと思ったら丸一日雨に降られることになって、この前みたいな南岸低気圧による雪じゃなくてよかったけど、春になればこういう小雨が降り続くことはままあって、春雨じゃ濡れて行こうというようにそこそこには気温も寒からずで、これから芽吹くであろう植物には慈雨でもあるわけだ。雨の日の前日には散歩中に冒頭写真のタンポポが一輪だけ咲いているのを見つけて、これは僕が見る今年最初のものだ、葉はまだロゼッタ状なのによく咲いたものだと。
雨でちょうどいい時間ができたと、これまでほっぱらかしにしていた以前に焼き上がっていた自作の織部皿の取っ手弦を作ろうかと、これも買ったままだった籐を半日ほど水に浸けてから、午後になって自己流でそれらしく編み上げてみた。
結構苦労して何とか最初に作ってみた物は長さが少なかったですねぇ、これだと皿の上に残ってしまい邪魔になるともう一回作り直しをするハメになってしまった。始めてこういう弦状に籐を巻いてみて分かったのは、あまり強く巻き付けないほうが良いらしいということ、ギュウギュウ締めると水で柔らかくなった籐でも裂けちゃうことがままあるんですよ。
そのあとに長さもこのくらいかと長めにしてみたが、長いと何処かで籐を繋がないといけないことになって、これが自己流でやるもんだからヘタクソな弦になってしまいましたな。とりあえずこの不細工な状態ながら使ってみて、またあとで本などでやり方を調べてから作り直すつもり、２回もやってみれば多少は要領は分かってきたからね。
籐材料はそんなには高いものじゃないから、こういう陶器などとの組合せで工夫すると面白いものが出来そうですね。
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