ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

法師乃湯に浸かった後は軽井沢の小屋明けに 前半

2012-05-01 09:49:18 | 旅日記

 日本秘湯を守る会のキャンペーンをまたも利用してまずはお気に入りの法師温泉に泊って翌日に軽井沢に廻り、山荘では室内を開け放して空気を入替え、外部では積雪などで落ちた枝や落葉などを片付けて一働きしてくることに、これをやっておくと連休には夜についてもスムースに寝られるのですよ。

 もう何回も出かけたことがある場所だからというのと、雨模様ということもあって観光はそんなにしなくてもいいと朝は8時過ぎに我家を出発、道中は空いていて楽々と環八から関越に、途中で立寄る場所はと考えたが、高崎前橋あたりだと町が広すぎるし、月夜野まで行くともう見飽きた場所ばかりだしと、渋川ぐらいが手頃かと特別に目的なんかないんだけど高速を降りてみた。

 伊香保温泉方面に登って行ったら食の駅なんていうのを見つけて、これは初めてだからと立寄ってみる。ここは地元産の農産物などを中心に地場産品を売っていて、この辺りはやたらともつ煮があるみたいで作り手が違うものをいくつか置いていたのが面白い。群馬の地酒も種類が多いし、沢田の漬物もよく見掛けるお土産、水沢うどんを初めとする麺類や酪農製品などと確かに食の駅として上州の食材を一通り確かめることができる。隣には竹下夢二美術館というのがあったが、この入場料が高いのには驚いてこの前酒田の相馬楼で見たからもういいなと止めにした。

                      食の駅

                      食の駅店内

 そのあとは折角来たからには雨降りでも伊香保温泉の石段ぐらいは覗いておこうということで、階段下の無料駐車場に車を停める。その目の前の広々した階段が始まる場所は新しく延長して整備したもので、昔からの階段街はその先からとなっているのだが、これらも以前よりは整えられたような感じが。

                      延長整備された石段最下部

                      ここからが昔からの石段でしょうか

                      石段の最初の方に日帰り温泉施設の石段の湯が

 この前テレビで石段の石畳の中に干支の絵が嵌め込まれている訳を老舗旅館の女将が説明していたのを見たが、これは以前からあったものなのか以前に来た時は全く気付かなかった。その12軒のうち現存する旅館は4軒だけ、そのうち1軒は温泉ホテルグループに買い取られたそうで、先ほど立寄った食の駅はその旅館がやっていた日帰り温泉施設をそのまま改装して物販店にしたとあとでネットで知った。石段の途中には段の蹴上部分に与謝野晶子のこの石段についての文章が書かれたところもあって、冒頭写真がその場所である。

                    

                                酉の仁泉亭                       辰の岸権旅館

             

            温泉が下を流れる小間口              岸権旅館前の足湯                   石段温泉街の由来

 温泉街はやはり夜の街ということでか平日の昼間は商店は店を閉めているところが多くて、そんな中で狭い路地奥に和雑貨の店だけが看板を出していたが、ありきたりのお土産屋や温泉饅頭だけじゃない個性ある店をもっと設けていかないといけませんな、折角の石段という売り物があるんだから付加価値も加えないとねぇ。

                    

                                   路地奥にあったてんてまりという店の案内看板と店内

 二ヶ所に立寄ったら12時を回ってしまって昼時に、渋川の食べロググルメランキングで調べたらニコニコ亭という食堂の評判がいいらしいからとナビの案内で向かって行ったら、これが細い路地をクランクで入っていった場所に隠れるようにあって、地元客じゃないとたどり着けないようなというナビさまさまであった。人気店らしく駐車場は満車状態であったが、第一陣が出ていく時間帯ですぐに駐車出来て店に入ったら、席数は少ないがテークオフの客もかなりいる。メニューや壁の掲示を見るとソースカツ丼が名物らしくて、これは町の安旨食堂ですね。僕は周りで一番多く食べているようなのでラーメンとソースカツ丼のセットを、女房はソースカツ丼でカツ2枚というのを注文、これが思ったより時間が掛かって出てきた。僕はソースカツ丼を食べるのは初めてでどんなものか興味があったが、甘めのタレに潜らせたらしいやや薄めのカツは意外にパリパリしていて、煮た卵とじカツ丼とは違って普通に甘めソースのカツ定食を食べている感じのものでそんなに有難がるものではない。女房は2枚でも多過ぎるとご飯を食べ残していたが、壁には14枚を20分ちょっとで食べきったという人の写真があったがどんな胃袋をもっているのかと。ラーメンも昔風の中華ソバを期待したのだがこれも普通、やはり安く腹一杯という田舎の食堂ということですな。

                        ニコニコ亭

                    ラーメンとソースカツ丼セット

 渋川からは一般道で法師温泉まで途中所々に立寄りながら、というのもこの時期だとこの先の農産物など扱う直売所などでは山野草の苗を安く売っているだろうからというjことで、地植えしても大丈夫そうなもので欲しいものがあったらという心積もりがあったものだから。

 最初は渋川市街から国道17号に出てすぐの旧子持村の道の駅こもちに、ここでは横浜のほうに植えようかとカタクリとタマザキサクラソウを買込んでしまった。我々夫婦は蕎麦打ちをやるから蕎麦粉が売られていると値段が気になって、ここのは1000円/kgとあったから安い方だね。

                      道の駅こもち

 そのあとは温泉に1時間ほど浸かって行けばちょうどいいかと、旧赤城村の敷島温泉の日帰り温泉施設に行ってみたら休みになっていてこれは失敗、もう立寄り湯は止めにしてもう二ヶ所ほど物産直売所に立寄ってから早目に宿に入って温泉三昧しちゃおうということに。モツ煮で有名な永井食堂などを通り過ぎて旧新治村に入れば、街道筋には塩原太助に因んだ太助の郷という農産物直売所と、その先やや西の小高い場所に入ったたくみの里では総合案内所の豊楽館の隣にある直売所にと続いて立寄ってみる。今回は山野草を買うには具合が良い時期でいろいろなものを売ってはいたが、中でも地植えしても丈夫そうなということでイワウチワやアズマギクなどだけ買っておいた。

                   たくみの里豊楽館


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