ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

法師乃湯に浸かった後は軽井沢の小屋明けに 後半

2012-05-02 16:21:09 | 旅日記

 法師温泉長寿館には3時半に到着して見れば一番玄関に近い場所の駐車場はもう満車で、いつ来てもこの宿には早々と客がチェックインするものだと驚いてしまう。でもこの日は我々には幸いというか泊り客は普段より珍しくも少ないらしく、招じられた客室はいつもの棟の同じ階ながら広めの間取りでラッキーでした、安いキャンペーン値段で泊まるんだけどこれは立派な部屋じゃないですか。

                      翌朝の法師温泉長寿館

                      長寿館玄関

                      玄関広間脇の囲炉裏の間

                      この旅館を一躍有名にしたJRフルムーンポスターが

                      敷地内を流れる川(冒頭写真はこの川の上流の橋から写したパノラマ写真である)

 早速にも入った混浴の法師乃湯はやはり空いていて、この日は外人客はフランス人らしき(これはあとから来た連れの若い日本人との会話がフランス語に聞こえて)が一名入っていたが、四つの大きな仕切り枡の湯に二人ずつほど、僕は一番ぬるい川側の浴槽で1時間半も底から湧き出る湯を堪能することになった。源泉は三つほどあるらしいが、やはり元からの温泉は混浴の法師乃湯と女性専用の長寿乃湯でカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉、長寿乃湯は改装して快適な感じになっていると女房が言っていたから、ここも時間限定で男湯にしてくれたらいいのにね。男女時間別の新しいほうの玉樹乃湯の内湯は2源泉の混合と書かれていたが、野天は泉質が異なる単純泉で泉温が低いから沸かしているものだ。泉質だけなら法師乃湯でジックリ何回もが一番、洗髪などしたいならシャワーは無いが多少は洗い場が設けられている玉樹乃湯を使える時間に入ることになるけど、寒い時期は天井が高いから洗っている最中がやや寒いのが難。

                            宿のパンフレットより

 夕食は部屋出しの客室棟以外は椅子席の食事処となっていて、これは足が悪い年寄などには喜ばれるはず。そしてその内容だが恐らく正規値段のものよりは落としていると思うのに品数と中身は立派なもの、いつ来てもここの料理は美味しい。テーブルには最初は鍋物と漬物だけが並び、そのほかのものは順次暖かいものが運ばれてくるというのもいい。僕はこの中ではご飯と一緒にどうぞというスッポンのお吸物が好きで、ご飯はもう食べきれないということにはなってしまうが、〆にこのお汁は女房の分も助け船を出すということになってご馳走様アリガトウね。

                       まずは食卓に並んだもの

                       

                               スッポンのお吸物                上州豚のしゃぶしゃぶ風

          

                鯉とマスのお造り                    鶏肉と野菜の煮         川フグ(ナマズ)のカルパッチョ

                

                                 イワナ塩焼                          鮎と野菜山菜の揚物

 翌朝も早起きして5時には法師乃湯に、この前のみちのく湯けむり周遊ですっかり混浴に不感症になった女房も早い時間帯は人が少ないだろうからと入ってきてしまった。このあと女性専用の長寿乃湯に行くと言って出て行ったが僕の方はまたも1時間以上も浸かって、最後には金髪の幼児とも混浴することになってこいつは国際親善ができたかな。

 朝食も昨夜と同じ食事処で、メインは田舎豆腐ということですかねそれとも焼魚ですか、その魚は干物や塩鮭じゃなくてサワラ西京漬けとなっていたが正規料金だと鮎の一夜干しらしい、副菜にジジミ醤油煮なんて飯が進むものがあるから自分でついだお代りはやはり大盛りでということになりますね。

                       朝食

                                田舎湯豆腐

 久しぶりの信州では買物もしたいからなるべく早く、でも一般道を使ってとナビで距離優先でルート設定して、昨日とは大違いの晴天に恵まれて清々しく気持ちのいい気候の中でドライブできると宿を9時頃に出る。ルートの最初はたくみの里の脇を通ることになって、女房が昨日買おうかどうか迷ったという国産クルミを買いたいというので、ついでに晴れた三国峠側の景色を眺めるのも良かろうとまた豊楽館に立寄る。信州東御市のクルミよりも小粒なんだけど安いんだそうで、売場に簡単な割り方の説明があって、水につけたあとフライパンで焦げないように炒って口を開いたら包丁で半分に切るとあった。

                  豊楽館駐車場から三国峠方面を

                 同じ場所の晴れと雨で

                 農産物直売所と地の胡桃

 ナビが教えたルートはこれまで走ったことがある長野原から北軽井沢経由じゃなくて、旧倉渕村を通って松井田まで出て碓井バイパスへという初めての道筋、この途中にはほとんど何にもなくて、温泉施設が一ヶ所と造り酒屋一軒の前を通過しただけ、でもここの牧野酒造というのは群馬では一番古い蔵だそうで、渋川の食の駅で買ったのもここの大盃という酒だったのは偶然か。

 軽井沢の山荘に行く前に買物と食事ということで佐久まで足を延ばして、まずは買いたいパンが売切れないうちにとteteで帰ってから3日間ぐらいのパンを買って、ちょうど12時ということでジンガラでランチを、この店でも繁忙期じゃない平日には600円というピザランチがあるんだね。窓からの眺めが素晴らしいロケーションは分かってはいたが、このシーズンは天気がいいと木々の葉っぱが邪魔しないから北の浅間山に連なる山だけじゃなく、西のアルプスから南の八ヶ岳の眺めがずっとよく見えて絶景かなと再発見。

                      tete

                      ジンガラ

   浅間から西へとパノラマ

                  西の北アルプスから南の八ヶ岳方面

 買物の最後は御代田のカタヤマで横浜に帰っての惣菜や牛のホホ肉ブロックなどを、そしてスーパーツルヤでも少しだけ食料品を買って軽井沢の山荘には2時前に到着する。。

                      カタヤマ

                   カタヤマ前からの浅間山

 山荘では2時間半の掃除や片付け、窓は全部開け放って空気の入替え、この日は5月の連休並みに暖かくて、庭などの落ち葉などを集めて始末していたらかなりの汗をかいてしまった。この時の山荘の庭に咲いていた山野草はコチラで既に紹介した。ということで帰る時間は4時半になってしまって、山を下りて峠の湯で汗を流していきたかったがそんなには遅くなるわけにもいかずで諦めて寄り道せずに、しかし帰りの高速も環八も往きと同様に空いていて、7時半には我家に帰還、これだったら温泉に入ってきても良かったのにと、でもこれからは信州でせっせと温泉巡りができるようになるからいいか。


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