
女房が大好きなブランドのセールが自由が丘であるからというのでお付き合い、我家からは遠い街じゃないのにこの前にここをブラブラ歩きしてからはもう半年も経っていて、今回は昼過ぎに家を出て僕は日本酒の磯自慢を買うのと暇に任せて読むために古本でも買ってくるかということで。冒頭写真はセール開催のビルがある通りで駅南口の緑道、ここは昔はお世辞にもキレイとは言えない川があったところで、それを暗渠にして桜を植えたのが今はいい木陰を作るようになって、ベンチで思い思いの時間を過ごす人が多いというようないい場所になりましたな。
まずは女房がセール会場で買物している間にこの辺りを散歩でもと歩いていたら、一つ離れた通りのレストランから大勢の一団が突然に出てきて、持っている道具類などからなにやらテレビ撮影があったみたいで、その中央に囲まれていたのは瀬川瑛子らしい。地味な作業着風の服装の男女の真っ只中に、たった一人ハデなオレンジがかった赤いパンタロンスーツの大柄な女性が歩いていくというのは異様な場面ですな。街歩きしているとこういう光景にも出くわすことが偶にはあるが、彼女のお化粧や服装の徹底ぶりには驚いた。これは真昼間には向かないでしょうに、でも撮影がレストランの中でそのあと車に戻る途中だったからしょうがないか。
撮影隊が去ったあとで、店の面々が今しがたの写真をタブレットで見ているようだ
そんなハプニングがあったあとは女房もお目当ての買物が済んで、ブラブラと街歩きしながら目的の店を回って行くことに。まず最初に立寄った自由が丘のブックオフは、売場が広い分だけ多くの本を置いているからいくつか僕が好みの作家やジャンルの本を選ぶことが出来て、この日は何処にも携行して読めると文庫本と新書で6冊を選ぶ、そういえばハードカバーの本はめったに買わなくなったなぁ。ここは新刊本の店と違って文庫本などは出版社別じゃなくて、作家別に全部をまとめてくれているから探しやすいんですよ。
自由が丘ブックオフ
そのあとはヴィノスやまざきに焼津の地酒磯自慢を買おうと行ってみたら、なんと日本酒売場コーナーは消えていてワインオンリーとなってるのには、自由が丘の客は日本酒はまず買わないんだろうかと。2Fの店も旬香亭だったのがヴィノスやまざき自由が丘キッチンと変っていたが、メニュー看板は以前と同じような内容で、これはどうなったんでしょうな。広尾の方が日本酒が多かったから今度からはそちらまで出向かないといけませんかね。
ヴィノスやまざき
やまざきの向かい側には飛騨の家具工房のオークヴィレッジが新たに店を開いていて、その奥にちょっとばかり趣のある小振りな民芸品らしき人形が見えたからどういう造りのもかと入って見てみた。説明には木版手染めの布を使ったぬいぐるみの干支人形とあって、確かにこの模様はオリジナルなものだから古布などで作ったものとは雰囲気が異なる。以前に木曾で買った張子に色付けした馬の人形にやや似た感じはあるが、各干支毎に工夫したデザインの模様が版画風で和紙に似た感じというところが気に入って、ついつい来年の干支の巳の人形を買ってしまった。家具の方は無垢ものの一品生産だから新宿の紀ノ国屋で見たときには高いものだったと記憶するが、世はデフレで昔よりは安い値段設定になっているようではある。
1Fにオークヴィレッジが
絵模様はヘビイチゴの花と実で、写真のぬいぐるみ右下には子供のヘビが描かれている
次は駅に戻りながら途中のコシヅカでコロッケを買って、黒毛和牛専門というけれど我々夫婦はメンチカツよりもこちらのほうが好みなんですよ。さらに自由が丘デパート側に大回りして駅までウインドウショッピング、子供が小さかったころは休日にはよくこの辺りに出没していたのを思い出すが、その当時からの店はかなりが無くなっているもののモンブランだけは相変らず繁盛していますねぇ。女房曰く、ここのケーキも美味しいが、それ以上にクッキーが絶品なんだそうだが、アッシには関係ないことでゴザンスと言っておく。店の横には丘はちみつプロジェクトのショーウインドウがあって、ビルの屋上を利用してミツバチを飼育していることが表彰されたとあった。こういうことはウントやってくださいと応援しちゃう。
コシヅカ
丘プロジェクトのPRが
ということで駅に戻ってきたらウサギを連れた女性がいるのにナンジャイナと見れば、手には宣伝用のチラシらしきを持っていて女性中心に手渡していたから、今流行りのペットと戯れるカフェで犬や猫じゃなくてウサギをという店ができたのかな。これは上手い宣伝になっているね。
ウサギはいい宣伝効果に
家に戻ってくる直前には磯自慢が買えなかったからとイオンリカーに立寄って群馬泉の山廃本醸造を買ってきたが、この店はワインがメインではあるが日本酒や焼酎のレア物もかなりの種類をプレミアム付きながら置いている。僕は焼酎はほとんど飲まないほうだが伊佐美だけは以前に多少はやった、そんな焼酎ではあるが一度だけ飲んでその熟成風味の素晴らしさにビックリしたのが田倉という鹿児島の芋焼酎。その蔵元の高良酒造ではもう一つ八幡という銘柄も作っていて、こちらはスッキリした味わいということを聞いてはいたが、この店の開店からちょっとの時に立寄った際に1本だけあるのを見つけてしまい買っておいたがまだ飲んでいない。プレミアム付きなら佐藤や村尾、魔王などはよく見掛けるが、最近では百年の孤独などは手に入らないとか、いまだに焼酎ブームは続いているんですかね。でも百年の孤独なんかは以前には普通に出回っていて何度か飲んだことがあって、当時は僕は伊佐美の方が旨かったと思ったものだが、それからは造りが変っているんですかね。八幡についてはまたの機会に飲んだ印象を書きます。