ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

会津と山形を往復して紅葉をめでる旅 2018.10.31(水)~11.3(土) 2/ 5  小野川温泉

2018-11-30 13:44:33 | 旅日記

  第一日目の宿泊地は米沢でも山の中にある小野川温泉、米沢八湯の中では一番大きい温泉地ですがそれでもヒッソリと静かな保養地となっております、泊ったのは吾妻荘という温泉街の突き当りに建つ宿、個々にはもう30年ほど前から数回は来ているはず、手前は古い和風の建物と庭を残し、奥の高台に建つコンクリート造の新館が客室となっております、道を隔ててペットも泊れる木造別館もあるようです。実は7月に予約していたのですが、一緒に行く予定だった義妹のほうで病人が出てキャンセル、その穴埋めにもと。

 温泉街は大して見るべきものはないので温泉を楽しむだけ、ホタルやアジサイなどの季節以外はシミジミとした山のいで湯をというところですね、小野小町伝説を売りにしていますが本当かどうか、確かに父が出羽の郡司時代に生まれたというから東北生まれらしいけれど、手書きの夢ぐりマップには言い伝えが書かれていたが眉ツバですかね、やたらに小町のナントカというのが書かれていましたよ。

                         小野川温泉夢ぐりマップ

                          泉質の説明がその中に、これ以外にも化粧水の湯とも

                            ラジウム卵という温泉卵ができる源泉槽

                      湧水が汲めます

                    吾妻荘、奥が新館

                          客室から旧館の庭園を

 古い温泉地では食事は部屋出しというのが多いですね、これは都会生活の長い我々からは有難迷惑でもありますよね。その夕食は山形県を意識した内容で、高いコースは米沢牛ですが我々は山形牛で十分と、芋煮が有名になってからは必ず出ますね、また鯉の旨煮もこの地の名物ですが今回は骨まで食べられるということであったが肝の部分が入っていなかったのは残念、後からは不思議なことにグラタンと冷麺が出てきてもう食べきれません、旅館の料理は年寄り向きのもっと少なめというプランも用意してもらいたいですね。

                   夕食膳

                                冷酒は米鶴のもので名前だけが宿用にラベルに

                        前菜いろいろ

                          煮物

                          鯉の旨煮

                          野菜天ぷらとカキフライ

                          山形名物の芋煮、内陸部は牛肉で醤油味です

                        グラタン

          

                                    山形牛のすき焼き

                           冷麺、これでご飯は食べられなくなった

                              水菓子

 この地の温泉は中性の含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉でラジウム含有という優れた泉質、無色透明のきれいな湯ですが効能は高いらしい、源泉の温度は温泉卵ができるぐらいに高いので、浴槽では水道と混ぜて温度調整していて、ちょうどいい湯加減を保持させています、露天はないものの開放的な大浴場となっています、あと予約制の小さな家族風呂もありますが、やはり温泉では大きな浴槽がいいですよね。

                             温泉分析書

 朝食はこんなにいろいろと出ていたかなぁというような、少しずつでもこんなにあると夕ご飯は食べなかったから朝は二杯は食べてしまうこととなります、この日は夜も御馳走だろうから昼は控えようかという気になりますね。岳温泉でも朝食の焼鮭が美味しかったけどここも旨いなぁと、家では塩鮭だけど生鮭を焼くのもいいですねぇ、鮭については北国のほうが上手に料理してくれると思います、焼き方などでも家でと違うのかな。

                    朝食膳

 腹も満たしてこの日は山形を縦断することとなります、9時にはチェックアウト、我々の旅ではいつも早々と出立することが多いのです、途中のどこで脱線するか分かりませんから。


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