ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

草津よいとこ何度もおいでというような格安旅館 その2

2010-02-16 11:18:25 | 旅日記

 夕食はバイキング方式で、渡された札に5時から5時45分と書いてあって45分間は短すぎると思ったが、次の時間帯の客が来た6時前には常連客などはさっさと終って席が順次空いていくのでそんなには制限時間を気にする必要はなさそうだ。

 料理は煮物類が多くて至って家庭風の普通なものであるが、品数は多いから一通りとってくればもう2回目にという気にはならない量になる。むしろ欲張らずに少なめにしておいたら温泉で益々健康にという、理にかなっていると考え方を切り替えよう。まぁもう一回取ってこようという気にまではならないと思うけれど、天ぷらだけは揚げたてを皿に3品だけ並べるサービスをしていて、あとの組用に揚げだしたものを狙って二皿目を取っている客もいたな。アルコール類も安めの価格設定だし、他のソフトドリンクはフリードリンク制だから子供連れには嬉しいんじゃないかな。宿代からは立派な内容としましょう、贅沢を言う輩はハナからここには泊まらないはずだからね。

    手前が僕
 食後にももう一っ風呂と、雪が降る露天風呂で長湯してから寝てしまう。

 翌朝は5時には朝の一番風呂に、まだ暗いのだがスキー場をライトアップしているのが見えていい気分。6時過ぎにももう一回入って昨日からは6回も浸かって体表面中の脂分を流してしまった感じだ。ここの酸性温泉より強いのは玉川温泉ぐらいだろうが、そちらはまだ入っていないから分からないが、昨年4月の東北桜巡りツアーで近くを通ったときにバスガイドがここの湯は絶対に顔を拭ってはいけないと言っていたのを思い出す、今朝もこちらで眼をピリピリさせてしまった。

    上方にスキー場
 7時からの朝食も昨夜と同様煮物が多いメニューで、そんなには品数も変らないからボリュームは充分に取れる。こういう量を多く作る料理ではどこでも味噌汁が一番美味しいと思うのは僕だけか、ここのもナメコが入ってこれは旨い、それに名物の花豆の煮物はいいね。飲物ではソフトドリンクとコーヒーはあるものの、牛乳やトマトジュースなど、それにヨーグルトが無いのは仕方ないか。でもお値段からみれば朝食も文句を言わせないという内容でしょう。実はこのあとももう一回温泉に入ってしまって過ぎたるはということになっちゃったかな。
 チェックアウトは9時半というから我々は9時には精算を済まし、湯畑にもっと近いホテルおおるりに9時半一番で出発する連絡バスを使って行き、そちらで帰りのバスに乗ることにする。これらのホテルではチェックアウト後の荷物を預かってくれないのが難で、置いておいてもいいが責任は持たないという。バスタオルやヒゲソリなどが有料ということも頭に入れて、次回には出来るだけ手ぶらに近い格好で出かける準備をしなくちゃねと女房と話す。

    Hおおるり前から
 まずは雪が止んだばかりの湯畑付近をこの朝も散策しようとホテルおおるりを出れば、雪が上がった直後の風景っていいもんだねぇ。ホテルの目の前は片岡鶴太郎美術館がある草津ホテル、そして巨大ホテルの桜井(冒頭写真)も見える道を歩いて温泉街へ坂道を下る。まずは松むらで温泉饅頭を、次に老舗旅館奈良屋内にあるお土産屋で花豆納豆を女房がお買上げ、それと昼に変なうどんを予約するより僕はおむすびがいいと湯畑前のコンビニに、女房もサンドウィッチがいいんだって、安上がりに出来ているねぇ。やはりこんなに安い旅行ではそれに見合う昼食じゃないとね、徹底しましょうや。

 お土産屋は沢山あるのだが、さすがに老舗旅館がやっている店はちゃんとしたセレクトをしているから、温泉饅頭や花豆納豆などもここで買えば間違いはないはずだ。奈良屋ブランドの表装をしているが、作っているのはそちらも確かな老舗でしょう。昨日は気が着かなかったがこんな商店が並ぶところにもひっそりと関の湯という共同浴場があって、貼紙に男女別各々の定員は3人、午後6時から10時は地元民専用とあった、愉快だなぁ。湯畑付近は朝からも多くの観光客が散策していて、さすがに温泉番付で東の横綱ではあるなぁと。

 

関の湯は右手最奥の平屋トンガリ屋根  扉の貼紙を読んでから入るべし
 街を一回りして戻ったホテルおおるりでは大広間で10時から12時まで無料の踊りと民謡ショーなるものをやっていて、多くはお年寄り客ばかりがこちらの見物。宿泊客はほとんどが年配者だったものの、金曜日を休めば4連休ということもあって、この日は1割ほどの若いグループや子供連れ客もチラホラ、彼らはスキー目当てのようでしたからこちらでは見当たりません。専属バスはスキー場にも送迎しているようだしで活躍させていますねぇ、それにあとで知ったのだが2泊3日で観光地ツアーを組込んだ企画もあるようだから、バス会社も持っている強みを考えているな。12時頃に集中する帰りのバスまでの時間を温泉街の場末風大衆演劇の雰囲気でショーを楽しむなんて我々も老人なんだからいいじゃないかと、隅のほうで見物させてもらいました。ということで1時間ちょっとをつつましい広間でのショーを見て過してから満員のロビーで帰りのバスを待つ。

 次々と出て行くバスの最終便となった我々のバスは12時40分発となって、20人乗りの小型バスになっていて来たときと乗合せメンバーがかなり変っている。連泊客も多いようだけれど顔ぶれが変りすぎ、昨日の部屋キー渡しの順番やバス便などの振分はどうなっているんだろうね。

 最初の昼食休憩の田吾作ではやはり頼まなかった客もいて、そういう皆さんは向い側にある道の駅に歩いていく。道の駅があることは昨日に分かっていたが、そちらに何があるか分からなかったのでおむすびを買っておいたのだが、こちらにもささやかな食堂がありました。メニューを見たらカツ丼が650円なのにかけうどんが500円だと、はてそんなにうどんが評判なんだろうかと、不思議な価格設定じゃないですか。このおおるりグループホテルを何回か利用しているらしい客数人、田吾作のうどんよりこちらのカツ丼を選んでいたから実質的なんだろうね。我々は物産販売コーナーで刺身コンニャクと福寿草の鉢だけ買ってオシマイ。この辺りは渋川市街に近いから昨夜の雪も少なくて道路はもう溶けている、でも山の木々は花を咲かせたようできれいだったね。

    道の駅付近

 あとは高速で1回のトイレタイムだけをとり、都内は混雑を避けて外環を小菅JCTまで大回りして湾岸に入り平和島から横羽線で横浜西口まで一気に走る。こまどり交通の運転手さんはかなり飛ばしますねぇ、おかげで5時半には西口前に到着、シアル地下で晩の惣菜を買込んで我家には6時過ぎに帰還、こんなに安い温泉旅行はビックリもの、時たまはこういうのもアリだねと話しながらシッカリと酒を飲んじゃいましたよ。


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