
僕が通っている陶芸教室は7月末からは夏休みとなるので、昨日は今作りかけの手捻りのグイ呑のケリを付けてしまおうと、午前と午後を通して釉がけまで済ましてしまうことに、あとは夏休み中に焼いてもらえばいいからね。単純にドブ漬けするだけなら時間はかからないが、掻き落としをしたり多少の絵付けや鼻薬を聞かせる試みもしていると素人なので時間が掛かる、まぁあんまり作り過ぎても困るからこれでちょうどいいんだけど。冒頭写真がその完了状態です。
この日はもう3ヶ月前ぐらい前に釉がけしてあった織部の器などが焼きあがっていた、教室では織部の緑色を出す酸化炎で焼く作品は還元炎のものより少なくて、窯いっぱいまで揃うのに期間がかかるそうで、やっと出来上がったということです。
実はこの日の釉がけでも片方は織部で、今回の焼き上がりが良ければもっと織部の器を作ろうかと、試しに一個ずつ焼いてみたのが小鉢やぐい呑、それなりには焼きあがってはいるが意図した色が出ない部分があるのです。多少は土色が出るかと思っていた透明釉の部分が白くなり過ぎでもっと赤みを出したい感じ、というのは鳴海織部風を期待していたもので、いい方法はないものかと。土で微妙な赤みを出すものが教室には無いという、ベンガラなど混ぜると黒くなりだろうとも、それでパステル絵具で少し色を付けてみたが出来上がりがどうなるか、それで色が出れば大きい鉢に挑戦しようかと思っているのだが。
ほかには大き目の花瓶を意識した取っ手付きの細長い壺はもっと織部釉が均一だったらよかったかな、唐三彩みたいなムラがあり過ぎの感じ、形状は手捻りで作ったにしてはいい仕上がりなんだけど。ボタンはまずまずの色が出ていますかね。
箸置きを意識したものは釉薬が筆塗りだったのでドブ漬けよりも各段に薄かった、これはもう一回さらに織部釉を塗って焼き直ししてもらおうかと思っている。