ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

長野ねこぽぽテラスでのアイヌ刺繍展に出向いて 後半

2013-05-20 14:37:26 | 信州日記

 さて生徒たちの作品はというと、刺繍の模様をそれぞれに変えてはいるが統一した大きさのタペストリーとなっていて、庭の奥手にある鉄筋コンクリートの屋根つきだが、パーゴラ風に庭側に開放された建物のカーテン仕切りを兼ねるようにと、全部が吊り下げ掛けられていた。その内部にはドデカイ無垢一枚もののテーブルがあって、これがメインの喫茶食事処となっているようで、われわれも昼はここでピザを頂くこととなった。

 ピザは4種類ぐらいが焼き立てを我々の食べ進み具合を見て出てきて皆で取り分けて、薄いパリパリのタイプで次々に平らげられていましたね。これにサラダやおつまみ用のソラマメと飲物でワイワイガヤガヤと、こういうロケーションでの食事はどうしても進み過ぎて、気が付けば食べ過ぎ気味になりますな。

                         屋根があるがパーゴラ風建物が

                         生徒作品に囲まれた内部には大テーブルが

 

                窯焼きピザが食べられる

 そんなこんなで2時間半ほど見物に食事におしゃべりにと女性陣は楽しくやっただろうからと、三々五々お開きということにして我々は早めの方で辞去、そういえばねこぽぽテラスというのに猫は見なかったが、代わりに連れて行ったゴン太は皆さんからカワイイ!カワイイ!と、ここでは驚くほど大人しくて食事中も行儀よく、庭でもオシッコもせずに実にお利口さんでしたねぇ。

                         店番するようにゴン太が

 ここからは少しだけ奥に入れば保科温泉というのがあるというので、長野市内だというのにどんな温泉なのかと入浴していくことに。ちょっとだけ背後となる小山に登って行った場所にその温泉はあり、建物の感じからは宿泊施設みたいなので聞いてみたら、やはり以前は宿だったのが営業をやめて、今は地域の老人のための施設となり専用の風呂があるとか、それだけでは維持できないから一般客用にも別に大小の浴槽があって利用できるようになっているわけだ。一般客用は日替わりで男女が入れ替わるようになっていて、この日は女子用が大浴場となっていて、小さい方は山のいで湯といった雰囲気の風呂であった。泉温が30℃ということで木質ペレットで加温しているとあったが、やや熱めの設定で長湯はできないのが残念でしたね。

                          保科温泉

 ということで温泉は我々としては短時間で切り上げて、長野まで来たからにはやはり善光寺にお参りして行かなくてはと市街地方面に向かい、30分ほどで善光寺下にある立体駐車場に、ここだとゴン太を残しておいても大丈夫だから、この日は暑くて連れて歩かすのは可哀そうで(冒頭写真は表参道大通りを、駐車場近くから大門方面まで見通したものである)。お参りといっても特別な願い事があるわけではなく、今年から朱印帳を始めたもんだからこれまで神社ばかりだったので、お寺さんの最初は善光寺でもらおうということで。ゴールデンウイークが過ぎた平日でこちらも観光客は少ないみたいで、スイスイ歩いてお参りを済ましてご朱印をもらいに。この寺は天台宗と浄土宗の二つの別格本山だから、それぞれの寺院である大勧進や大本願でも朱印所があるという看板があって、本堂の前のメインの朱印所でも三種類の朱印があるというのはどういう理由なのかと、宿坊となっている支院でも朱印があるとしたら全部だとどのぐらいになるんだろうか。今回は善光寺と書かれた一種類だけを頂いて、これからも度々訪れることになるだろうからそれぞれの意味を聞きながら追々加えていきましょうかね。

                        善光寺仁王門

                        善光寺本堂

 本堂では善光寺のご本尊は絶対の秘仏ということでお姿は拝めないが、いつもは一番に迎えてくれるお馴染みのおびんずるさんが写真だけとなっていて、現在は両国の回向院に出開帳をやっていてそちらにお出ましという。多くの善男善女に撫で触られて擦り減ってしまった尊像は迫力があって、両国で初めて見た人はさぞやビックリすることでしょう、ビックリ奇縁で牛に引かれずとも長野までお参りに来てくれるといいですね。

                                    おびんずるさんは出開帳で出張中とか

 今回境内を案内している人の説明を聞いて初めて知ったのはこの六地蔵のこと、これは仏教の輪廻の六道それぞれで衆生を救済してくれるということで、一番右手は地獄界の地蔵菩薩で一刻も早く救いに行こうと片足を蓮台から踏み出しているんだそうだ。もう何回もここを通っていたのについぞや説明も読んだことが無くて、墓地の入口に普通に並んでいる像では単純な立ち姿がほとんど、こういう足を踏み出したという珍しい像には今まで気がつきませんでしたよ、節穴でしたな。

                          六地蔵の一番手前の像が地獄界

 善光寺での女性のためのもう一つのお救いとなるのが栗あんのソフトクリ-ムだと女房が申しております、表参道まで戻ってきた藤屋御本陣の向かい側に竹風堂大門店ができていて、テークアウトで食べられる。小布施の栗を使っているのでしょう、栗風味いっぱいで格別に美味しいと、これは軽井沢の旧軽ロータリー店でも是非とも食べようと変に気合を入れていましたな。

                            表に栗あんソフトの宣伝を掲げて

 かくて軽井沢の山荘までは長野ICから高速に乗って東部湯の丸ICで一般道の浅間サンラインを走って、途中のスーパーツルヤだけに立寄っただけで、まだ日が暮れない夕刻6時には戻ってきてお遊びの丸一日は終了、結構楽チンお手頃なプチ旅行となったようですな。


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