日本民藝館が毎年11月に公募作品を入選と佳作に分けて展示と販売をする民藝館展には、以前は毎年のように出かけた、良いものは早い者勝ちと初日の早朝から並んで入場番号をもらい、会場に入るや狙った工芸品コーナーに行き鵜の目鷹の目で争って漁ったものだ。
民藝館が公募するから質が高い工芸品が集まり、お値段も職人の販売価格で安いということで人気があり、必ず初日には長い行列が出来て先着順に2~30人づつ入館させる方式だから、良いものは早い順番でないとということになる、当然にその年の最高賞から上位作品は、よほど高価なものでない限り一番に入場できる位置に並ばなければならない。
この小石原焼の飴釉の皿は2002年の奨励賞と貼紙があったものだが二桁番号順で残っていて、トンカツなどキャベツと盛ったらいいかと購入した、かなり厚いものでドッシリ、ネットリとした風合いがいいのだが、手軽に使うにはちょっとばかり重々しいかな、作者は太田圭という若手とか、ネットで調べたらその弟の潤という人はガラス作家でどうやらそちらの方がもっと有名らしい。
日本民藝館展のポスターは毎年図柄を変えた手刷り版画が限定枚数だけ作られていて、この展示期間に事務所で購入できる、僕も何枚か持っているがその年のポスターが次の写真である。
1枚3000円也のポスター
その後は民藝館展もご無沙汰、というのも早朝から並ぶのが面倒になったし、この即売で館内に入場するのにもシッカリと入館料をとるからね。
2009年7月からの再掲です、その後もずっとご無沙汰で今はどうなっているのやら、ポスターは額に入れて飾れば見栄えがする、壁に掛けてとっかえひっかえで毎日見られます