羽田7時35分発ということで我家を5時10分に出て始発リムジンバスでまずはスタート、昨年の四国旅行と同じで一番早くの便で出て帰りは最後便というのは現地での時間が最もとれてお徳と嬉しくなっちゃうなんて、まだまだ若い気分の我々は懲りない性分ですねぇ。
飛行機は100人強の定員で今まで乗ったなかでは一番小さい機体、時間通り出たものの偏西風が強かったようで10分程遅れて佐賀空港に9時45分に到着、ほとんどがリタイア組の老人たち35名が集合してバスに乗り込み10時にはツアーのスタート。佐賀空港からの2台に加え福岡空港着が2台と今回のツアーは計4台ということで、安いと正直に参加客が集まり人気になるものですねぇ。ただ通りすがりに遠望しただけの吉野ヶ里の弥生遺跡公園近くのインターから高速を利用してまずは湯布院に直行、でも途中には天領だった日田があったのにここもガイドの説明だけで素通りとは勿体ない。湯布院到着でまずはこういう団体ツアーにつきものの土産物屋にバスが停車、その菓子工房の五衛門は湯布院観光の中心部にも店があるそうだが本店は一般客はまず来ないだろうという場所にポツンと。30分弱の買物に皆さん最初から結構買っておられる、お買物が楽しみという人も多いらしいからね。次はJR駅から離れた方の中心部にある民芸村での記念写真というのも常道です、お付き合いは大切にしませんとね。本当は由布岳をバックにして写すそうだけど、この日は生憎の曇り空で何も見えないのは残念でした。あとは昼食も済ましてと2時間弱のフリータイム、清里みたいな湯の坪街道という土産物屋街は敬遠して湯気がたっている金鱗湖をまずは見物、たまたま近くに有名なこの温泉開拓者亀の井別荘を見つけ、敷地内にある有名な鍵屋に入ると、さすがにここは良いものを置いていますねぇ。一味違う工芸雑貨や菓子食品だけでなく古伊万里なども売っていて、お値段もベラボウということはない、さすがです。安いものを数点だけ買って敷地内のほかの施設は一瞥しただけ、ここにも和食処があるのだが時間がかかるかもと、それにいつものことだけれど宿は和だから昼は洋と金鱗湖の向こう側に客がかなり入っている洋食屋が見えていたのでそちらに向う。ペンションに併設の欧風田舎料理と掲げる洋灯舎(らんぷ舎)という店のメニューは1575円のランチセットメニューが充実している。1時をかなり過ぎていたので他の客はほとんど食べ終わっていたためスムースに料理が出てきてよかったね。女房はハンバーグで僕は地鶏の炭火焼、この地鶏のボリュームはかなりのもので歯ごたえもあるしでお腹の充実感は120%以上、この店は二重マルです。あとはバス駐車場まで時計と反対周りに一周して目ぼしいものは無いかと歩いたものの、短時間では見つかりませんでした。離れていると言う駅周辺はどうなっているんだろうね。
次の九重町の夢大吊橋も重い霧の曇り空で何も見えないから通行料を払ってまで渡る意味は全く無い状況、それでも半分ほどの人が敢えて橋に行ったため彼らの帰りを待つだけということに茨城県水府村の龍神大吊橋を凌いで390mと日本一長い歩行専用吊橋の完成は平成18年10月、その20億の建設費は500円の通行料で既に回収という人気だそうで、皆さんこんな所までよく来るもんですなぁ、我々はどちらの建設費にも助成していません。このあとの阿蘇やまなみハイウエイの道筋も景色は霧の中、久住連山や阿蘇外輪山など何も見えずで、途中レストハウスのお土産タイムを一箇所とってから第一日目の温泉宿、久住高原コテージに午後5時ごろに到着。第一日目は楽しみだった九州の景観はまったく見られませんでしたね。
宿はコテージというように平屋になっていて渡り廊下で延々と繋がるスタイル、これは寒い冬場には客があまり来ないでしょう。でも今年は暖冬だそうで、例年なら山地のこの辺りは九州で一番冷えこんで雪が積もっているはずなのにそれが全く無いのはラッキーなのだそうだ、そんなに寒かったらギブアップするかもね。浴衣ではなくトレーナーが用意され、風呂や食事に行くにはスタジアムコートというのもムベなるかな、これは昔泊まった栃木県の公共の宿高根沢城と同じで我々は二回目となる。温泉はNa・Mg炭酸水素塩泉というがやや黄色を帯びた泉質で重い感じの湯、蛇口から出る湯も温泉らしくこちらはやや硫黄臭がある。部屋の水道水も久住の地下水を浄化していると書いてあったけど、やはり硫黄臭がしていかにも老中年には効きそうではある。露天のほうはかなり熱めになっていて、雨も降り出したこともあって長居できなかったのは残念でした。夕食もこの格安旅行ではこんなものでしょう、阿蘇の赤牛ということか赤身の牛肉料理がメインとなっていたが普通の味、量のほうも鶏飯一杯をしっかりと食べてまぁまぁでおしまい。朝が早かったのでもう一風呂だけ浴びて早々と寝てしまう。