我家でこれまでに飼っている犬では長門牧場に連れてきたことがあるのはもう6頭目になるが、最初の時はまだ観光牧場として整備されてはいなくて牧草も伸び放題の時代、それでも犬達はここに来ると喜んで、以来犬が喜ぶからと毎年数回は犬を遊ばせにくるうちに観光牧場として整備されて、犬を走らせたり牧場の動物との反応を見たりというのは飼主も益々面白がってしまうことになって、それにここのソフトクリームが美味しいのと蓼科山系の伏流水を汲めたりもするんで、犬が半分で飼主が半分のお楽しみになっているんですよ。
犬を連れていると牧場のレストハウスのレストラン内は利用できないのと、外でもこちらが食べていると犬が欲しがるから手軽なものにということもあって、昨年からは佐久のteteでサンドウィッチを買って行くようになっていて今回も。さらに立科の農産物直売所の菜ないろ畑にも立寄ってみたが、まだ信州は農産物の出荷は少ないので買ったのは山菜のウドぐらい、4月上旬にはあったリンゴはもう売っていなくて、ここでは冷蔵保存していないようでその時で劣化の限界だったものね。
tete
菜ないろ畑
牧場には軽井沢からは二ヶ所に立寄っても1時間半ほどで到着できる、やはりこの時期は交通量は少なくて、時折道路脇に駐車しているのは山菜取りの人達で、どうやらワラビなどを探し回っていたようだ、草花では少しだけアヤメが咲き始めたぐらいだったかな。
この日は雲が多くて景色はイマイチで目の前の蓼科山はほとんど雲に覆われていたが、こういう天気でもそんなには寒くなかったのは幸い、冒頭写真は360度パノラマである。
牧場から見た蓼科山は雲の中に
到着したのは12時少し前でまずはペットボトルに水を汲んで、次は早昼も済ましておこうということに、食べ物となるとやはりゴン太はお裾分けをねだって来ますねぇ、君にはそのあとに食べたソフトクリームのコーンの残りををあげますよ。
昼を食べたあとはゴン太を草地で走り回らせたり、馬や羊たちとお近づきにさせたりと、この日は牛さんだけは近寄ってきてくれなかったね。しかしここの動物たちは犬に慣れているようで、犬を見ると向こうから寄ってくることが多くて顔も近づけてくる。ゴン太のほうはややへっぴり腰で近寄って、接触手前で逃げることを繰り返して、それでも慣れてくればかなり平気にはなったみたいだね。その間に草原を乗馬で駆け抜けて行く姿も、牧場のこういう風景は良いもんだなぁ。
牛さんは来てくれないなぁと
乗馬姿が見られた
馬さんと
羊たちと
牧場だからほとんどが草地であるが、レストハウス近くには少しだけは花が見られる植物も植えてあって、樹木ではちょうどヤマホウシの白い花の時期でここではその一種だと思われるけれどずっと小さくて素朴な感じの花が、山野草ではアマドコロとコマクサが、ほかにはアッツザクラみたいだがもっと優雅な花も、こういう植物をもっと育ててロックガーデンみたいな物を作ってくれたらいいのにね。
ヤマホウシのようだが
アマドコロ
コマクサが
帰りがけにこれまで一度も覗いたことが無かった乳製品の製作場所を見たら、ヨーグルト、アイスクリーム、チーズの製造室では働く人達が見えて、こちらで販売するものを常時作っていたんだね。
製造室が並ぶ建物
帰り道で立寄った温泉は立科の権現の湯が定休日だったので今回は旧望月にある布施温泉に、こちらはかなり塩分が濃い弱アルカリ性のナトリウム-塩化物泉で、泉温は46.4℃というから浴槽ではちょうどいい湯加減になると思われるのに、内湯も露天も加温しているのかかなり熱めで長湯できないのが僕にはやや難なのだが、この付近の公衆温泉では一番混み合うことが多い温泉だ。
布施温泉パンフレットより
長門牧場でソフトクリームを食べたのに、温泉のあとにはやはりアイスクリームをとまたもちゃたまやに立寄る。ここはあくまでも卵を生産販売することに力を入れているから、アイスはサービスという面があるんでしょうかね、とにかく安い値段でご立派なこと。ここでもゴン太はコーンが食べられることを既に学習したみたいで、車での留守番をほかの時みたいに嫌がらずに大人しく待つんですよ。
ちゃたまや
180円のアイス
この店では自家生産の卵や鶏肉関連だけでなく地元生産者による農産物も少しだけ置いてあって、先週のNHKキッチンが走るで取り上げられた浅科五郎兵衛米が5kg2900円で売られていて、かなり強気の値段だがこの米は東信地区では一番の銘柄米となっているようだ。
五郎兵衛米