モハ1005ーモハ1006ークハ2003 が 好き

大好きな伊豆箱根鉄道を中心に、思い出の電車のことや、「小さな旅」のことなどを書き綴りたいと思っています。

思い出の方向板(1)

2012-10-22 21:36:00 | 西武電車
今や電車の行き先表示は、LEDがほぼ常識となってしまいました。『方向幕』と言う名称にもちょっと違和感が…

かつては国電を含め、多くの私鉄が方向板を使用していていました。
方向板は、終着駅で駅係員が入れ替え、作業もたいへんで夜間の視認も困難でした。
ただ、ファンにとってはいろいろなデザインがあったり、結構楽しいものでしたので、『方向幕』化は残念でした。

39年前の夏のこと、それまで西武の電車も多くは方向板を使用していましたが、突然順次方向幕が取り付けられることになりました。初めて方向板受の無くなった顔を見たときはちょっと驚きましたが。



それらが不要となった時、マニアにとっては格好のコレクション、部品即売会や鉄道部品のショップでは多くの方向板が並んでいました。
西武の方向板も、百貨店でのイベントなどでは比較的求めやすい価格でしたが、その後は徐々に値段も上がったようです。
そんなコレクションをいくつか。



これは池袋サンシャインシティにあった鉄道部品のショップでかつて購入したものです。
どのようなルートで持ち込まれたかは判りませんが、こちらは方向板受と新宿線の方向板の4枚がセットで売られていました。方向板はその内の1枚、『拝島・多摩湖』です。

この方向板受、いつもは我が家の自分の部屋の入口ドアに取付けてあるのですが、外して見ると…
方向板受の裏側は、



『小手指車管』『523』の文字が見られます。クモハ523に取付けられていたものです。
クモハ523と言えば、その後総武流山に譲渡され、クモハ1206として活躍しました。

この方向板受、結構重いもので、5.5kgくらいあります。

他の方向板については、また後日アップいたします。