モハ1005ーモハ1006ークハ2003 が 好き

大好きな伊豆箱根鉄道を中心に、思い出の電車のことや、「小さな旅」のことなどを書き綴りたいと思っています。

6000系誕生から<後>

2013-06-08 07:18:00 | 西武電車
前編からの続きです。

6000系はモハ6200、モハ6500、モハ6800番台にパンタグラフがユニットごとに1基設けられていますが、当初はモハ6600番台車にもパンタグラフが設けられていました。
その後、新宿線のモハ6600番台車のパンタグラフを降下させ試験の後に、モハ6600番台車のパンタグラフは撤去されました。

パンタグラフ降下中のモハ6603 2000年2月7日 所沢駅


2003年秋、6000系にとって最も不運な出来事が…
踏切事故により4両が破損してしまいました。

事故後留置中の6152F 2003年11月7日 小手指車両管理所


普段ではあり得ない、6000系先頭車同士の連結


修繕か、廃車かいろいろ噂はありましたが、約半年後、製造メーカー 日立製作所(下松)へ送られることになり、甲種輸送前に一旦武蔵丘車両検修場に入りました。

E31型に牽引される6152Fの4両 2000年5月28日 武蔵丘車両検修場


車体カラー帯部分には厳重にラッピング? されている


こうして、6152Fも無事復帰できました。

今度は副都心線との乗入れ準備改造が行われます。
副都心線はワンマン運転の為、運転台の改造や乗務員室扉の交換も行われ、合わせて行先・種別表示器、運行番号表示器の一体LED化が行われ、顔の整形? 化粧? が行われました。
この改造はなぜか、武蔵丘では無く、玉川上水にて行われました。

副都心線乗入れ改造後のクハ6007 2007年2月12日 武蔵丘車両基地


改造は長期に亘るため当分の間、銀のフェースと白のフェースが活躍します。
こうして営団7000系と並ぶと、やはり"兄弟"を感じますね。

クハ6157と営団7007 2007年7月14日 飯能駅


未改造で副都心線に乗入れ出来ない車両には、正面と一部の側面に"Y"ステッカーが貼られました。(有楽町線限定の意味)この"Y"ステッカーは西武6000系以外にも、東上線9000系未改造車にも貼られていました。

副都心線乗入れ未改造"Y"のクハ6013 2009年11月28日 武蔵丘車両基地


こうして今日の乗入れの準備が行われる訳ですが、初期製造の6101F、6102Fの2編成のみは機器の違いから乗入れに適合できず、新宿線に残りました。

クハ6102 拝島快速 2010年9月17日 小平駅


クハ6102他 2012年1月8日 新井薬師前駅附近


非乗入車は運転台機器もほぼ登場時のまま。ワンハンドル化も行われていません。
『加速度変更車』のシールが貼られています。

クハ6002(非乗入車)の運転台 2009年7月26日 西武新宿駅


以上、6000系の登場から今日までをざっと振り返ってみました。
2回に亘り、Blogを見ていただきありがとうございました。