モハ1005ーモハ1006ークハ2003 が 好き

大好きな伊豆箱根鉄道を中心に、思い出の電車のことや、「小さな旅」のことなどを書き綴りたいと思っています。

2003編成 と 2004編成 ②

2012-05-31 19:50:00 | 伊豆箱根鉄道
昨日に続き、1000系第3編成と第4編成について振り返ってみたいと思います。
昨日は車内の違いなどを見てきましたが、今日は外回りについて見てみたいです。

まずは、ベンチレーターです。もちろん同じ形のグロベンですが。
画像ではちょっと分かりにくいですが、第3編成では、ベンチレーターの位置が客用ドアの位置に合わせ配置され、その間に2個のベンチレーターが配置されています。
これに対し第4編成では、ドア間の中央部に配置、その間に均等に2個が配置されています(分かりにくい表現ですみません)。
従って第4編成の一番前のベンチレーターはかなり後方になってしまいます。モハ1007は、ベンチレーターが5個しかありません。
第1・2編成も第3編成と同じ配列なので、ロングシート、セミクロスシートといったためではないようでした。
また、ワイパーの形状も、西武801系と101系の違いと同様な違いがあります。
このベンチレーターとワイパーの違いは、私自身まったく気付きませんでした。いつも画像投稿している掲示板の管理人さんに教えていただきました。


 ↑ モハ1005-モハ1006-クハ2003 1993年4月21日 三島駅
 ↓ モハ1007-モハ1008-クハ2004 1996年3月13日 三島駅


今度は連結面を見てみようと思います。


 ↑ モハ1006 と モハ1005の連結面 2001年3月5日 大場工場
 ↓ モハ1008 と モハ1007の連結面 2001年3月5日 大場工場


第3編成では、中間も密着連結器ですが、更に電気連結器が設置されていました。
検修以外では切り離しの必要も無いのに、なぜ電気連結器が設置されたか疑問です。
西武鉄道では551系が竣工した際には中間にも電気連結器を設置していましたが、踏切事故等を考慮して、後ほどジャンパー連結器に変更されたとのことでした。
第4編成では電気連結器は装備されず、ジャンパー連結器になりました。また、中間連結器を使用していますが、これは車両台帳によれば1993年に交換されたとのこと。
ちなみに、伊豆箱根鉄道で電気連結器を装備しているものは、私の知っている範囲では他に、サハ81とモハ66です。これは、機関車代用として切り離されるモハ66の作業の効率化のためと思われます。

最後に第3編成の屋根上の画像を少し。
滅多に屋根上までゆっくりと観察する機会が無いのですが、この時は『ふれあい電車2000』のイベントで、伊豆長岡駅に長時間の停車がありましたので。
屋根上を観察するには好都合の渡線橋もありましたので、そこから。

2000年8月13日 伊豆長岡駅 モハ1005 『ふれあい電車2000』




列車無線アンテナの設置部分、乗務員室上部の雨ドイの増設部分、パンタグラフ周りのヒューズ箱など、屋根上の具合が比較的よく分かります。

こう言った記録も必要だと後からつくづく感じました。
2日間に亘り、1000系の細部についてお付き合いいただきましてありがとうございました。

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2 コメント

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Unknown (つのすけ)
2012-06-01 21:41:27
このところ記事を拝見していますが、1000系第3編成と第4編成の相違を解説していただき、大変参考になります。これだけの違いと、当時西武所沢で製造していた過程が注目されるのも珍しいことだと思います。
当時上信電鉄200系の2次車も所沢で製造されていましたが、こちらも西武101系に準じたスタイルでした。
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Unknown (モハ1005-モハ1006-クハ2003)
2012-06-02 07:13:09
1000系の相違点、ご覧いただきコメントありがとうございます。
この当時、所沢車輌工場ではほぼ毎月1編成が竣工していましたが、それに加え、伊豆箱根、上信、海外向けの新造、改造などが活発に行われていましたね。
上信200系2次車は窓配置・屋根廻りが411系とそっくりで初めて見たときには驚きました。更に足回りも全て新車だったんですね。
伊豆箱根の第3編成、私にとってこんなによく観察できた車両は他にありません。いつも大場工場でじっくりと見せていただきました。
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