くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

クラブ探訪

2010年02月06日 | Weblog
■土曜のサルサパーティーはもうひとつ盛り上がりに欠けた。20人ぐらいの参加者中女性が4.5人では、、、。一般的にほかでは逆に女性のほうがずっと多いのだがどうして福井はこうなのか?、、、。

1時を過ぎてお開きになっても不完全燃焼のまま、高齢者Tさんたちに「クラブ」に行こうと誘ったが「高校生ばっかし やぞ、次の機会に若い子たちと一緒に行こさ、ほんとに1人でも行くん け?スナックで飲もうさ」と、引かれてしまった。カウンターで働いているともみちゃんが安く入れてくれると言ったんだが、、、。

「クラブアーサー」の入り口の表示はなにもないが、若い連中がうろうろしているのですぐにわかった。この日は夜11時から始まり朝5時まで。パーティー券2500円のところを前売りの2000円にしてもらって入る。

女の子は髪にウサギや猫の耳をつけて間に緑や黄色の豆電球。短いスカートにナチスの帽子みたいのをかぶって。男の子はどくろ模様のパーカーにデイバッグをしょったりして、おおむね貧相ないでたち。英語のアシスタントティーチャー風な外人もかなり。

地下フロアの他、2階3階が最近オープンして3種のDJが楽しめるようになっている。全員が新興宗教の祭壇のようにライトアップされたDJ室の方向を向いてミラーボールからの光線がのたうちまわる紫煙の中をまるでゾンビのようにゆらゆらと動いている様は初めての人には異様な世界に違いない。昔の「ディスコ」派としてはなんとも頼りないというか、、、。

2階カウンターのともみの顔見知り風の子がしきりと話しかけてきて、、、。「昔のディスコって扇を振ったり、、でしょ?」「??????」「おじさん、サルサ教えて」

テクノハウスミュージックというのは4拍子なのでサルサのステップでも踊れないことはない。でかいスピーカーから心拍に近い低音のビートを利かしているので陶酔感がある。

女の子が「どこに住んでるの?」とか聞いてくる、、俺ナンパされてるのかな?知らない子がグラスをもって乾杯しようと声をかけてきたり、通りすがりに挨拶して行くのを見て、ともみが「くまさんは若いわぁ」と言うものだから、トイレに飛び込んで鏡を見た。そこには風采の上がらない60過ぎのおっさんが写っているだけ、、、。妙なところだ、ここは。

各フロア常時2,30人の人はいるから100人ぐらいはいただろうか?スペインのコルドバのディスコも朝5時までやっていて学生と一緒に踊っていたし、ルーマニアのクルージュのディスコで踊っていてきれいな子からメモを渡されて話題になったこともあった。きっと客をさがしていたフッカー(売春婦)だろうとおもうが、、、いままでいろんな国で1人で踊りまわっているから人種、年齢には一切抵抗がないつもり。だから、他人から若いといわれるのとは少し意味がちがい、こういう環境に自然に入り込む経験が豊富なんだと理解している。この福井で同じような状況が出てきたことが僕には意外だったのだ。

若い人が夜中にストレスを開放できる場所があればひきこもりも自殺ももっと少なくなるだろうと思う。学校で陰湿ないじめを受けるよりずっと安全な場所かもしれない。ここの連中を見ていると10年後のこの国が見えるような気がするのだ。僕には落ちつける場所で、カラオケに行くよりいい。

帰宅すると4時。





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