くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

危機管理

2011年03月16日 | Weblog

■大変な大災害になってしまった。NYやソウルの友人達から僕の安否を気遣うメールが入るのでぼくんとこはなんともないんだ、という返事を書くのに忙しいくらいだったが、後で佐倉の妹に聞いてみると東京、千葉も大変だったことを知った。妹のところは水が止まって給水車で供給しているらしいが、ポリタンクが手に入らず電池も売ってないとか、、。売ってないのは福井も同じ。先ほど千葉にM6の地震があったが聞いてみると大したことはなく、震災の夜はこれより強い余震がひっきりなしで眠れなかったそうだ。

S君の奥さんが原発爆発の後の、政府声明が信用できないのでCNNでどういっているのか知りたい、東京の娘を帰したい、と言ってきた。僕も「炉心溶融」=メルトダウンが始まったと思い込んで、これじゃあ打つ手がないじゃあないか、、後は逃げるだけか、、、と判断すべきかなぁ、と軽く考えたが、その後の経過を見るとその通りになりそうだ。露出した核燃料を冷やすために自衛隊のヘリで水を投下するなど、、、、もう、そこまで来ていたのか!地上は強度の放射能で人間が近づけないなんて、、、

この災害は自然災害の津波と人工的災害の原発メルトダウンの2つが目玉だが、前者が桁外れに被害甚大にもかかわらず、後者の原発被害の方がマスコミ的に大事件のように感じる。これは1995年の阪神淡路大震災と同年のサリン事件と似ている。前者の死者は5000、後者は10ぐらいなのに同じぐらいの注目度だった気がする。

結果的に原発メルトダウンが生じると大気が放射能で汚染されてもっと被害が拡大すると考えられてよけいに危険だと思いがちだが死者の比較ではおおよそ10000対0だ。でも原発の方が最悪な事態になって人が住めない土地になったとしても自然の回復力は予想外に大きく働くような気がする。結局、空騒ぎのような事態が増えるような気がする。

コメント
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