大宮台地の上に暮らす身なので、台風19号による荒川増水に対して、アレコレ言うのもなんなのですが、マニア?ゆえに気になるので…。
さいたま市の「記者への提供資料」など追っていくと、13日AM3:05に発令された、荒川による「避難指示」の対象者は約37万人、主に対象の3区から市の避難所に避難した方は、閉鎖までにのべ約5千人のようです。
単純比較はできないので、勝手に推計してみます。「避難指示」の対象者のうち、「浸水想定域」外(「避難指示」は町丁目単位なので)の方を約1/4、そこから堅牢建物の3F以上(マンション等)にお住まいの方を約1/3、さらに「浸水想定域」でも浸水3m未満で2階建以上に住んでいる方を約1/3、として除外していくと、実際に避難が必要だった方は約12万人くらいだったのかなと。
一方、避難所以外に避難した方を、市の避難所に避難した方の5倍くらいいたとして加算すると、実際に避難した方は約3万人。
この2つの数字、多少重なりはあると思いますが、そこは考慮せず比較すると、3万人/12万人=約25%、4人に1人で、勝手な推計でしかないですが、この割合をどう捉えたらよいのか考えたりです…。実際もっと、避難した方は多そうな気がしますが、「避難指示」が深夜だったり、意外と荒川から距離のある町目まで対象だったので、このくらいなのでしょうか。
昨年の岡山真備町も、今回の長野市穂保も、ハザードマップの決壊時の浸水想定にほぼ近いようなので、さいたま市西部の場合、決壊時の浸水深3m以上のエリアがかなり広いのを思うと、もっと避難混雑が起きるくらいの人数の動きがあってもいいのかな…と、心配したりです。
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