先週、「ヨシタケシンスケ展かもしれない」を見に、世田谷文学館に寄ってきました。平日でしたが、なかなかの人気のようです。展示にも絵本にもたくさん出てくる、「…かもしれない」という言葉の居心地の良さを、なんとなく実感しながらでした。公式図録「こっちだった かもしれない」は500ページ近くが詰まった、アイデアの辞典のようです。
展示会場へ入る前から、通路脇にメッセージが立っていたりして、期待を高めてくれます。
展示は、アイデアが絵本になっていく過程になっているのですが、ヨシタケシンスケさんの、その冷静で広大なイメージの世界にびっくりです。アイデア出しの手帳スケッチの、文字通り?" 積み重ね" の展示から始まります。
そこから、ストーリーを展開していくアイデアスケッチによる、ワーっと広がる空間になります。
ひとつひとつまでは見てまわれないですが、気になったテーマのスケッチを眺めて、あ〜…と自分のこと含め思ったりです。
その広がる空間には、脱線?の、絵本以外の興味が散らばっていたり、袋小路には遊びのアイテムが置かれていたりします。アイデアスケッチが、とても楽しいプロセスなのかなと思ったりです。
そして、絵本原画の展示に入って、ストーリーも展示もまとまってきますが、それでも袋小路があったりします。
最後は、これらの絵本から伝えたい、みらいには「いいことがあるかもしれない」のでメッセージで終わります。
「あなたのみらいは これかもしれない!」から1枚取ると、「はれおんな か はれおとこ」でした。これまでの雨男キャラを、返上できるかもしれない、ようです。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/
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