「第10回埼玉県障害者アート企画展『Knock art 10 -芸術は無差別級-』」を観に、埼玉県立近代美術館へ寄ってきました。あさって12日の日曜日までやってます。これまでの、単なる表現としての面白さや新鮮さから進んで、アーティストさんが、どんな思いで何を描こうとしているか、伝わってくる作品が増えたように感じます。作品や展示会に、奥行きのようなものができてきていると感じます。
展示方法や図録は、作品以外の情報が最小限シンプルで、とてもイイです。アーティストさんの制作の背景を少し知ると、もっと思う部分もあるとは思うのですが、あくまで作品展なので、そこは作品から伝わるところに限るのが良いと私は感じます。
福島尚さんの大きな原画を初めて観れました。県立小児医療センターの "おかし屋マーブル" では、入口に写真と一緒に、絵葉書を掲げさせていただいて、親御さんとの話しのネタになっています。画集の販売もあって購入して見ていると、福島尚さんは鉄道を描いてはいるものの、それは絵の題材なだけであって、描きたいのは "光" や "反射" や "映り込み" なのかな…と思ったりです。その部分への表現のこだわりに、気持ちがとてもあるように感じるのです。
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