著者は高橋和(「やまと」と読みます)。
女流棋士(将棋のプロ)です。今年2月に引退しました。
この人の自伝です。
で、私が興味を持ったのはというか読みたかったのは「棋士時代」のこと。どのような将棋を指し、勝負をしていたときの気持、負けたときのショック・・・
ところが、この自伝の多くはプロになってからの部分、そして将棋の話が少ない。
ここでチョットガッカリした。
高橋和は、4歳で交通事故にあい、左足に障害をもつことになる。
このことは「やまと」本人と両親におおきな心の傷ともなる。そのことがこの自伝の「主」の部分となっている。
中学3年生で「やまと」は女流プロになる。
プロになると本来は「強い」ことが人気の要因になるのだが、「やまと」は「可愛い」ということで人気がでる。「棋界のアイドル」になってしまったのだ。
私も、将棋世界の本などをみて「おお、可愛い女流がでてきたな」と思ったものだ。
将棋の強烈なファンでもない私でさえ「やまと」を知っているのだから、将棋ファンの間ではすごく有名になってしまった。
人気は出るが、実力はナカナカ追いつかない。
このことが「やまと」の将棋人生を追い詰める。
その辺のことが知りたかったが、わりとあっさり、流されてしまった。
それでも「読める」エッセイではある。
尚、彼女は現在、小説家の大崎善生夫人である。
女流棋士(将棋のプロ)です。今年2月に引退しました。
この人の自伝です。
で、私が興味を持ったのはというか読みたかったのは「棋士時代」のこと。どのような将棋を指し、勝負をしていたときの気持、負けたときのショック・・・
ところが、この自伝の多くはプロになってからの部分、そして将棋の話が少ない。
ここでチョットガッカリした。
高橋和は、4歳で交通事故にあい、左足に障害をもつことになる。
このことは「やまと」本人と両親におおきな心の傷ともなる。そのことがこの自伝の「主」の部分となっている。
中学3年生で「やまと」は女流プロになる。
プロになると本来は「強い」ことが人気の要因になるのだが、「やまと」は「可愛い」ということで人気がでる。「棋界のアイドル」になってしまったのだ。
私も、将棋世界の本などをみて「おお、可愛い女流がでてきたな」と思ったものだ。
将棋の強烈なファンでもない私でさえ「やまと」を知っているのだから、将棋ファンの間ではすごく有名になってしまった。
人気は出るが、実力はナカナカ追いつかない。
このことが「やまと」の将棋人生を追い詰める。
その辺のことが知りたかったが、わりとあっさり、流されてしまった。
それでも「読める」エッセイではある。
尚、彼女は現在、小説家の大崎善生夫人である。