読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

青春のうた 第15巻 1970年代後期②

2006-08-19 23:56:33 | 読んだ
1.安奈/甲斐ばんど 1979年10月発表

甲斐バンドは、デビュー曲がよかった、よかったが甲斐よしひろのキャッチフレーズが気に食わなかった。

曰く「第2の吉田拓郎」曰く「吉田拓郎2世」

というわけで、いわれもなしに、私から「敵視」されたのである。
(そういう意味では<長渕剛>もである)

従って甲斐バンドは私からは認められなかった。
デビュー曲の「バス通り」や「裏切りの街角」などは好きな歌だったのに、認められなかった。

そのうち「HERO」がでて続いて「安奈」がヒットしても、甲斐よしひろはいいなあ、と思っても、かたくなに拒み続けていたのであった。

で、今回ゆっくりとじっくりと聴いてみたら、甲斐バンド、甲斐よしひろ、いいなあ。今度機会があったら聴いてみたいとおもったのである。

2.秋止符/アリス 1979年12月発表

アリスは、リズム感のあるそして割と単純な歌が好きだ。
そういう意味では、この歌は単純(3つのコード)ではあるが、アレンジといい歌といい難しい、というか凝っている歌である。

というわけで、いい歌なんだけれどあまり好まないでいたのである。
この歌も今回聞いて・・・んーいいいんじゃない・・・と思ったのである。

3.この空を飛べたら/加藤登紀子 1978年3月発表

この歌は聴けば聴くほどいい歌である。

♪ああ 人は昔々 鳥だったのかもしれないね 
こんなにも こんなにも 空が恋しい♪


というところなど、泣けてくるではないか。

4.秋桜(コスモス)/さだまさし 1978年3月発表

'77年に山口百恵に提供した歌をさだまさしが歌っているもの。
いいんだけれど、やっぱり山口百恵がいいなあ。

提供したアーティストが歌うというのは、ある意味ズルイと思う。どうしても提供された人より味がでるのだから。
でもこの歌は山口百恵がいい。

5.ANAK(息子)/杉田二郎 1978年9月発表

こういう歌は、あまり受け付けないほうである。
いい歌ではあるんだが、いい歌だけなんだね。
思い入れがわかないんだよね。

今回聞いてみて、いい歌、であることは確認できたのだが、やっぱりあまり好きではない。

6.君のひとみは10000ボルト/堀内孝雄 1978年8月発表

CMソングと認識しています。
それだけに単純な構成で豪快で、いいなあ、と思ったものである。

それが、ほんとにいいなあ、と思ったのは、私の住む田舎町のホテルのディナーショーに堀内孝雄が来たときである。
こんな片田舎にまで来たのであるから、アリスが解散してイロイロあったんだろうと思うのである。

そこで、この歌をギター1本で歌ったときである。
盛り上がりましたねえ、さびの部分などは手拍子だけで歌ったりして・・・ええホント感動しましたです。

以来、結婚式などではこの歌を歌って盛り上げたりしていました。

*今号は、いい歌なんだけれどいまひとつ思い入れにかける、というバージョンだったような気がします。
コメント
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