読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

青春のうた 第36巻 1970年代中期⑪

2007-06-14 23:22:02 | 読んだ
1.シクラメンのかほり/小椋佳 1975年11月

いい歌だなあ、と本当に感心する。
いい歌過ぎる気配もある。

当時、布施章が歌いレコード大賞ほかほとんどの音楽賞を総なめしすごかった。
その布施章のシクラメンのかほりから7ヵ月後に小椋佳のレコードが出たという。

布施章の歌うシクラメンのかほりは「歌」で、すごくきらびやかな印象であるが、小椋佳のは「つぶやき」のようで風情がある。

2.水色の街/三輪車 1974年7月

この歌はなんだか一生懸命練習した記憶がある。
丁度この頃(1974年=昭和49年)から、いわゆる「軟弱ソング」みたいなものが出始めて、この歌も舌足らずのような歌い方であって、僕は「けっ!」みたいな顔をしながら、そのわりには好んでいたりしたのである。

♪去年の夏は一人ぼっちで 喫茶店 レモンスカッシュ♪のところの
♪喫茶店 レモンスカッシュ♪の部分が僕のグループのボーカルがナカナカうたえなくて、何度も練習をしていた記憶がある。
なので、難しい歌、というイメージもこの歌にはある。

今では、この歌詞のような出来事は、遠い昔の恋人たちのようで、きれいきれいだけのようで「なんだかなあ」と思うのだが、いざ聞いてみると、それはそれでいけると思うのであった。

3.ウィスキーの小瓶/みなみらんぼう 1973年12月

こういう歌があると知っていたし、みなみらんぼうの「酔いどれの女の流れ唄」も知っている、が、好んでは聞かなかったし、今でもあまり好みではない。

僕好みの歌のようであるが、なんだかピッタリこないのである。
朴訥な歌唱、とあるのだが、朴訥というのがたぶんピッタリこない部分なんだろうと思うのである。

ちなみに、みなみらんぼうは隣の市の出身なのである、が・・・
もうひとつ、ちなみにいえば、隣の市は高橋ジョージも出ているのであるが、それもピッタリこないのである。

4.人は少しづつ変わる/中山ラビ 1974年7月

この歌ははじめて聞いた。
第34巻のところにも書いたのであるが、中山ラビと僕の出会いは、もう少しあとなのである。

その出会いで、さかのぼることをしなかった。
当時は本当に情報が少ない、というか、相当の努力をしないと情報を得ることができなかったので、本来ものぐさな僕は、中山ラビの過去を探ることをしなかったのである。

中山ラビの歌い方は独特である。
その独特さを好むか好まないかはそれぞれだろうが、僕は好むのである。
その「けだるさ」がいいと思うのである。

5.今はもうだれも/アリス 1975年9月

まだアリスが大爆発する前の歌である。

そして、この歌はリメイクされた歌である。
このことは知っていたが、誰の歌なのかは今回読んで知った。

いい歌だと思うし好きな歌である。
なんだか「つきぬけている」感があると思うのだ。

♪何もかもなくした♪ のだけれど

♪さびしさだけがじっとしている♪ のだけれど

そして
♪今はもうだれも 愛したくないの♪ だけれど

やせ我慢をしているようだけれど、
これは乗り切ることはできるんだ!
という気持ちがあるように思えるのである。

6.池上線/西島三重子 1976年4月

この歌も好きな歌なのである、が、よく歌えないのである。
ジックリ聞いた、ということがなかったのかもしれない。

さびの部分
♪池上線に揺られながら 今日も帰る私なの♪
という部分だけが、やけに耳に残るのである。

当時、東京にいたことがあるのだが五反田の駅になると、なんだかソワソワして、一回乗ってみようかな、なんて思ったりした。

当時は濃い緑色の電車だと思ったが・・・
その入り口付近にたたずむ女性、
というのがこの歌の印象なのである。

というわけで、相当たってから、西島三重子の復刻版のCDを買い、この歌を繰り返し聴いたのである。
でも、まだ今でもよく歌えないのである。


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コメント
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